メディカル・データ・ビジョン,コスメックスの株式取得(子会社化)の基本合意書を締結

2017-5-23

メディカル・データ・ビジョン


メディカル・データ・ビジョン(株)は,平成29年5月23日開催の取締役会において,(株)ヒップの100%子会社である(株)コスメックスの全株式を取得し子会社化することについて,基本合意書を締結することを決議した。

●株式取得の理由

同社グループは,創業当時から「医療ビッグデータ活用を推進し,患者メリット創出に貢献する」を理念に事業を進めている。医療機関向けに経営分析システムを提供する「データネットワークサービス」を展開するとともに,同サービスを通じて育んだ強い信頼関係に基づいた病院ネットワークを背景に構築した実患者数1,821万人(平成29年4月末現在)にも及ぶ大規模診療データベースを利活用して,主に製薬会社や研究機関向けにデータ分析調査等を提供する「データ利活用サービス」を行なっている。平成28年10月からは,患者自身が診療情報の一部を保管・閲覧できるWEBサービス「カルテコ」と,患者が自由に支払条件を設定できる医療費後払いサービス「CADA決済」を融合した医療機関向けサービス「CADA-BOX」の提供を開始している。同社グループは,「CADA-BOX」を通じて患者個々から同意を得た上で,リアルタイムかつより詳細な診療データを取得し,さらなる診療データベースの拡充を図ることで,「データ利活用サービス」の飛躍的な成長と事業領域の拡大を目指している。

一方,(株)コスメックスは,平成12年の創業以来,新しい治験施設環境を創造することを企業理念とし,SMO(治験施設支援機関)事業を行なっている。皮膚科・精神科・神経内科を得意領域としており,「少施設多症例治験」による高品質かつ高スピードでのSMO業務,及びシステムを活用した効率的かつ充実した治験施設への支援を行なっており,今後さらなる事業拡大を目指している。

今回,同社は,(株)コスメックスの全株式を取得し子会社化することについて,コスメックスの株主である(株)ヒップと基本合意した。

本株式取得により,同社は,これまで「データネットワークサービス」を通じて築いてきた強い信頼関係に基づいた病院ネットワークと,「データ利活用サービス」を通じて築いてきた製薬会社の顧客基盤を最大限活用し,(株)コスメックスのさらなる事業成長の支援していく。

さらに,同社が保有する大規模診療データベースを利活用した治験事業の展開も視野に入れ,協同して事業を推進し,同社グループの飛躍的な事業成長につなげていく。そして,革新的な治験事業の実現を通じ,患者メリットの創出を目指していく。

 

●問い合わせ先
メディカル・データ・ビジョン(株)
TEL 03-5283-6911(代表)
https://www.mdv.co.jp/

メディカル・データ・ビジョン


TOP