ノーリツ鋼機グループのフィードがデジタル歯科医療に関する合弁会社を設立

2016-10-27


CADデータを使った術前の計画と3Dプリンターで作ったサージカルガイド

CADデータを使った術前の計画と
3Dプリンターで作ったサージカルガイド

東証第1部上場のノーリツ鋼機(株)の完全子会社であるフィード(株)は,DIO Corporation(以下「DIO」)と共同で,歯科医院向けにデジタル技術を活用した製品・サービスを提供する合弁会社「DIOデジタル株式会社(英名:DIO Digital Corporation,以下 「合弁会社」)」を,2016年10月26日(水)に設立した。

■同社の医療のデジタル化への取り組み

ビッグデータ,人工知能,3Dプリンター,IoTなどのキーワードで語られ,発展するデジタル技術は,医療分野においても次々と活用が進んでいる。同社グループでも,(株)ドクターネットの保有する画像診断レポートデータベースと人工知能分野の深層学習(ディープラーニング)技術を用いた診断アシストツール(※1)の開発,(株)日本医療データセンターの保有する日本最大級のレセプトデータベースを用いた健康状態の予測モデルである健康年齢(※2)の開発など,デジタル技術の医療分野への活用に積極的に取り組んでいる。

※1 診断アシストツールについては,下記のリリース参照。
http://www.noritsu.co.jp/information/docs/7744_20160722_PKSHA-DN_1.pdf

※2 健康年齢については,下記のリリース参照。
http://www.noritsu.co.jp/information/2016/20160616_kenko.pdf

■合弁会社設立の背景

上記のように,デジタル技術の医療への活用が広がる中,歯科医療についてもその動きが拡大している。その中でも,口腔内の状況をコンピューター上でのデザインを想定したCADデータとして直接読み取る「口腔内スキャナー」が実用レベルに達したことは,歯科医療のデジタル化が進展する大きな契機となると目されている。従来行われてきた印象材で歯型をとり石膏模型を作成する作業や,その石膏模型上での補綴物(歯の詰め物,インプラント等)の製作作業がデジタル化されることで,治療の精度や効率が大幅に向上し,なにより治療を受ける患者さんにおいて多大なメリットが生ずることが期待されている。

■合弁会社について

今回設立した合弁会社では,世界最高峰の読み取り精度・速度を誇る口腔内スキャナー及び,そのスキャナーと臨床で優れたコンビネーションを発揮するDIOの製品・サービスを提供していく。
事業の第1弾として,フルデジタルでのインプラントの治療計画と3Dプリンターで成形したサージカルガイドを含む,デジタルインプラントのトータルソリューションを歯科医師に提供する,「デジタルインプラント事業」を開始する。

会社名 :DIOデジタル株式会社
代表者 :小間井 俊輔
所在地 :横浜市西区みなとみらい2-3-3 クイーンズタワーB 19階(フィード内)
事業内容:科医療用各種機器,材料,歯科技工物の製造並びに販売

 

●問い合わせ先
ノーリツ鋼機(株)
TEL 03-3505-5053
http://www.noritsu.co.jp/

フィード(株)
TEL 045-662-4505
http://www.feedcorp.co.jp/


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