富士フイルム,社外のビジネスパートナーと新たな価値を「共創」する「Open Innovation Hub(オープンイノベーション ハブ)」開設
〜富士フイルムグループの基盤技術・コア技術を活用したソリューション提案拠点〜

2014-1-20

富士フイルム


タッチゾーン

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富士フイルムホールディングス(株)は,富士フイルムグループの基盤技術・コア技術とそれらを活用した材料・製品・サービスを,企業・研究機関などの社外のビジネスパートナーに示し,新たな価値を「共創」する場として,「Open Innovation Hub」を1月20日より開設する。

「Open Innovation Hub」は,これまで富士フイルムグループが開発してきた優れた材料・製品を支える基盤技術やコア技術,開発中の新しい技術・材料・製品などに直接触れ,ビジネスパートナーにソリューションを提案する施設。同社は,本施設で,ビジネスパートナーが持つ課題やアイデア,潜在的なニーズと同社の技術を結びつけ,画期的な新しい製品・技術・サービスを生み出し,イノベーションを起こしていく。

富士フイルムは,1月20日,創立80周年を迎えた。創業以来,同社は常に時代に先駆けた技術開発を行い,多様な技術資産を蓄積してきた。かつて同社の主力製品であったカラーフィルムは,約20ミクロンの厚さの中に機能の異なる20もの感光層を均一に塗布し,またそれぞれの層には光を感じる粒子,色を作る粒子など100種類以上の化合物を精緻に配合するなど,非常に高度な技術が必要な製品。富士フイルムは,写真フィルムの研究開発を通じて,これまで粒子形成やナノ分散,製膜,精密塗布など数々の世界トップレベルの技術を蓄積するとともに,それら技術を写真以外の分野に展開して医療用X線フィルムや印刷用材料,液晶パネル用光学フィルムなどを提供してきた。また,世界で初めてX線画像診断のデジタル化を実現した「FCR(Fuji Computed Radiography)」や,世界初のフルデジタルカメラ「DS-1P」など,数々のイノベーティブな技術・製品も開発し,それまで世の中に無かった新たな価値を社会に提供してきた。

今回開設する「Open Innovation Hub」は,これまで培ってきた基盤技術・コア技術とそれらを活用した材料・製品・サービスを社外のビジネスパートナーに示して新たな価値を「共創」することを目的とした施設で,3つのエリアと2つのゾーンから構成される。

イントロダクションエリア
ビジネスパートナーとの出会いの場として同社概要とCSR活動を紹介するエリア。同社のこれまでの歩みや事業活動全体について理解を深めることができる。

コアテクノロジーエリア
コア技術の概要や幅広い分野におけるコア技術の応用展開の歴史を映像で紹介するエリア。同社の技術の幅広さと深さを紹介する。

タッチゾーン
コア技術や,その技術を応用することによって生み出されたさまざまな製品に触れることで,映像だけでは分からない技術的な特長や優位性を体感できるゾーン。ビジネスパートナーが抱える課題と富士フイルムグループの知見をいち速くマッチングし,ソリューションの提案につなげる。

アイデーションゾーン
タッチゾーンに隣接する一角で,ビジネスパートナーとディスカッションできるゾーン。壁一面をホワイトボードとし,その場で自由に意見を出し合うことで,新たなアイデアのひらめきにつなげる。

コンセプトメーキングエリア
新たな製品やサービスの創出につなげるための具体的なアクションプランをその場で検討できるエリア。Web会議システムを使って,ビジネスパートナーと研究所のメンバーがコミュニケーションをとることが可能。

【Open Innovation Hubの概要】

名称     Open Innovation Hub(オープンイノベーション ハブ)
所在地 東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウンウエスト2F
面積 500m2
技術展示数 約50点

※ビジネスパートナーに向けた施設のため,一般顧客の見学は受け付けていない。

 

●問い合わせ先
富士フイルムホールディングス(株)
コーポレートコミュニケーション室
TEL 03-6271-2000
http://www.fujifilmholdings.com/

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