富士フイルムメディカルがアレルギー検査市場へ本格参入
日本ケミファとアレルギースクリーニング機器・試薬「ドロップスクリーン」の販売を提携

2023-6-26

富士フイルム


富士フイルムメディカル(株)(以下:富士フイルムメディカル)と日本ケミファ(株)(以下:日本ケミファ)は,日本ケミファが製造販売するアレルギースクリーニング機器・試薬「ドロップスクリーン」に関する販売契約を締結した。富士フイルムメディカルは,「ドロップスクリーン」の販売を通じて,アレルギー検査市場へ本格参入する。

これまで富士フイルムメディカルは,臨床検査市場において医療現場の院内検査ニーズにお応えする「富士ドライケムシリーズ」など,各種検査機器を販売してきた。「ドロップスクリーン」を含めた幅広い院内検査機器ラインアップを活かし,ワンストップソリューションで医療現場を支援していく。

日本ケミファは,四半世紀以上にわたりアレルギー検査の分野で研究開発に取り組んできた。長年培ってきた技術を活用して独自に開発した製品で,従来困難であったアレルギー検査の迅速化や検体量の少量化を実現するなど,国内のアレルギー検査に新たなソリューションを提供している。

日本ケミファが2020年2月に販売を開始した「ドロップスクリーン」(「ドロップスクリーン 特異的IgE 測定キット ST-1」および測定装置「ドロップスクリーンA-1」の総称)は,「微量採血で受診者の負担を軽減し,アレルギー検査をより身近に」というコンセプトで開発された検査機器・試薬。1滴(20μL)の血液(全血,血漿,血清)で,同時に41項目のアレルゲン(*1)に対する特異的IgE抗体(*2)測定を,約30分という短時間で実施できるため,検査結果を速やかに受診者へ伝えることができる。また,検体が全血の場合は指先からの微量採血で検査可能(*3)であることから,小児など注射器での採血に抵抗感のある受診者も,安心して検査を受けられる。

「ドロップスクリーン」は,これまで検査センターに外注していたアレルギー検査を院内で簡便に実施できる製品であり,導入された医療機関から大変高い評価を得ている。

富士フイルムメディカルと日本ケミファは,「ドロップスクリーン」の販売を通じて,臨床現場においてより効率的な検査を可能とし,医療の質の向上に貢献していく。

左:専用試薬キットST-1,右:測定装置A-1

左:専用試薬キットST-1,右:測定装置A-1

 

*1 測定可能な項目
【吸入系・その他アレルゲン】 ヤケヒョウヒダニ,ハウスダスト,スギ,ヒノキ,ブタクサ,ラテックス 等19項目
【食物系アレルゲン】 卵白,ミルク,小麦,ソバ,ピーナッツ,ゴマ,大豆,エビ,カニ 等22項目
*2 免疫の中で大きな役割を担っている抗体は,物質としては免疫グロブリン(Immunoglobulin,略称Ig)と呼ばれ,IgG,IgA,IgM,IgD,IgEの5種類がある。その中で,IgEは最も量が少ないが,即時型アレルギーに関与する重要な物質である。
*3 血漿・血清の場合には注射器での採血が必要。

1. 品名

免疫グロブリンE単一試験・複数結果用多種抗原キット
販売名:ドロップスクリーン 特異的IgE測定キット ST-1
認証番号:301AAEZX00043000

移動式免疫発光測定装置
販売名:ドロップスクリーン A-1
届出番号:20B2X00002000002

 

●問い合わせ先
富士フイルムメディカル(株)
営業本部 IVD事業部
TEL 03-6419-8035

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