メディカル指南車,胸部X線画像の読影力向上を目指すコミュニティー「読影道-Dokueido-」に “画像診断ナレッジサービス「読影指南」”を提供

2023-6-5


特定非営利活動法人メディカル指南車は,コンピュータが医療従事者を育成する “画像診断ナレッジサービス「読影指南」”を,(株)よるりメディカルが運営するコミュニティー「読影道-Dokueido-」会員に提供する。

読影道-Dokueido-: https://yoruri-medical.com/lp/dokueido/

1.“画像診断ナレッジサービス「読影指南」”提供の狙い
日本は人口当たりの医師の人数がOECD加盟国中下位に位置しており,専門性の高い医師の不足が深刻である。その結果,医療機関によって提供できる医療の質にばらつきがあるのが現状。
患者が医療機関を受診すると日常的に実施される胸部X線撮影においても正確な診断には専門知識と熟練が必要だが,実際の臨床現場では,疾患の見落としにより不幸にして死亡に至る事例も報告されている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37778090V11C18A1CC0000/

このような状況に鑑み,厚労省では技師や看護師なども加えた「チーム医療の推進」を通知している(医政発0430第1号)。しかし医師も含めてこれらの医療従事者を育成する仕組みが十分整っているとは言えない。
そこでメディカル指南車では,不足する「専門医」にかわってコンピュータが医療従事者の画像診断スキルを養成する“画像診断ナレッジサービス「読影指南」”を開発して医療従事者に提供してきた。
今回,胸部X線画像の読影能力向上を目指す(株)よるりメディカルの思いと,メディカル指南車が“画像診断ナレッジサービス「読影指南」”に込める思いが一致したことから,読影力向上を目指すコミュニティーのアイテムの一つとして,“画像診断ナレッジサービス「読影指南」”の提供に至った。

2.今後の取り組み
医療現場において,胸部X線撮影は各診療科で最初に行われる画像診断であり,正確な判断は疾患の早期発見につながる。そこで,医療従事者が画像診断の知識・経験を効率的に習得できるように,多くの医療従事者に「読影道-Dokueido-」に参加していただきたいと考えている。そして,”画像診断ナレッジサービス「読影指南」”を有効に活用して読影能力の向上を図ることにより,疾患の早期発見を通じて健康で長生きできる社会の実現に貢献していきたいと考えている。

 

●問い合わせ先
特定非営利活動法人メディカル指南車 事務局
副理事長 笹井浩介
TEL 06-6944-4708
(受付時間:平日10:00-18:00)
E-mail:info@medicalshinansha.or.jp
https://www.medicalshinansha.or.jp/release


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