富士通,中堅規模病院向け電子カルテシステム「HOPE LifeMark-MX」を販売開始
〜シェアNo1電子カルテシステムの操作性を継承し,機能をフレキシブルに提供〜

2018-6-5

医療情報システム(電子カルテ)

富士通


富士通(株)は,300床未満の中堅規模病院を対象にした電子カルテシステム「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-MX(ホープ ライフマークエムエックス)」(以下,「HOPE LifeMark-MX」)を,6月5日より販売開始する。

本製品は,業界トップシェア(注1)を誇る中堅規模病院向けの同社電子カルテシステム「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE EGMAIN-LX」(以下,「HOPE EGMAIN-LX」)をベースに,病床数にあったハード構成やオプションを自由に組み合わせることができるなど新しい機能をフレキシブルに提供するもので,使いやすさを重視したシンプルな操作性を実現している。また,新たにがん治療で投与する薬剤の計画書作成から運用までをトータルで行えるレジメン機能を搭載している。

●背景

超高齢社会を迎え,国家戦略として「医療・介護・健康分野」におけるICT化や地域における一貫した医療体制の整備が求められているが,現在,中堅規模病院における電子カルテシステムの導入率は28%(注2)にとどまっている。
同社は,中堅規模病院における電子カルテの導入を促進するため,「HOPE EGMAIN-LX」の機能を継承し,より使いやすく,また,病床数や予算に応じたハードウェア構成や業務要件に合わせた段階的な導入,オプションを自由に組み合わせることが可能な製品体系に見直し,「HOPE LifeMark-MX」として提供開始する。新製品は,地域医療ネットワーク「HumanBridge EHR ソリューション」と連携させることで,ほかの医療機関と診療情報の共有ができ,地域内での医療サービス充実に貢献する。

●「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-MX」の特長

1. シェアNo1電子カルテシステムの操作性を継承したフレキシブルな製品体系
検査結果,処方箋などの情報を一画面に表示するマルチカルテビューアをはじめとする中堅規模病院向けの豊富な機能を搭載している。

2. 新規にレジメン機能搭載
がん治療で投与する薬剤の種類や量,期間,手順などを時系列で示した計画書の作成から運用までをトータルに管理するレジメン機能を搭載している。

3. 蓄積された情報の利活用
電子カルテシステムに蓄積された医療情報データを,リアルタイムに活用できるデータ抽出基盤を提供することにより,研究,教育などを目的としたデータ集計や統計業務の効率化を支援する。

4. TCOを削減するシステム構成
サーバ仮想化技術を採用することで,サーバ設置スペースや電力量を削減する。

5. 地域包括ケアシステムの実現に向けた施設間の密な連携
地域医療ネットワーク「HumanBridge EHR ソリューション」との連携により,地域に点在する患者情報の集約・共有などを,複数の法人間で実現し,医療資源の最適化を図るとともに,地域における質の高い一貫した医療サービスを提供できる体制の整備を支援する。

●販売価格
3,500万円から
(ハードウェア,ミドルウェア,アプリケーションパッケージ,そのほか導入に必要なセットアップ費用や操作指導などのサービス費用を含む)

●販売目標
2019年度末までに200病院(同社の決算期は3月末)

注1 業界トップシェア:
病床数300未満の中堅規模病院における電子カルテシステムの同社シェアは31% (「月間新医療データブック 2017年」より)
注2 病床数300未満の中堅規模病院における電子カルテシステムの導入率は28%:
厚生労働省「平成28年(2016)医療施設(動態)調査・病院報告の概要」,「JAHISオーダエントリ・電子カルテシステム導入調査報告 -2017年調査(平成29年)-」より

●「HOPE LifeMark-MX」紹介サイト

 

●問い合わせ先
富士通コンタクトライン(総合窓口)
TEL 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・同社指定の休業日を除く)
http://www.fujitsu.com/jp/

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