芙蓉開発,AIがバイタルを分析し健康異常を早期発見する「安診ネット・カイゴ」を発売

2018-4-3

介護

AI


安診ネット・カイゴ

芙蓉開発(株)*1は「安診ネット・カイゴ」を2018年4月2日より発売する。

日本は超高齢社会に突入し,膨れ上がる社会保障費を解決するため,大きな「医療介護同時改正」が2018年4月に実施された。今後は「治す」期間が終われば,たとえ継続医療が必要でも病院に入院しつづけることが難しくなり,「癒やす」期間は介護施設などの在宅医療となる。その影響で,短期間で退院を強いられた継続医療が必要な患者が,在宅に押し寄せることが予想され,在宅医療リスクが急増すると予想されている。これに対し,芙蓉開発では『産学官』の取り組みとして,安診ネット・カイゴを全国発売し,安心の地域包括ケアシステムの構築に貢献する。

安診ネット・カイゴは,AIがバイタルを分析し健康異常を早期発見する介護施設向けのシステム。
何か特別なことを始める必要はなく,バイタルデータや介護内容の記録といった「毎日の積み重ね」をAI(人工知能)が分析し,入居者の健康管理につなげる。

●安診ネット・カイゴについて

・安診ネット・カイゴの3つの特徴
AIによるバイタル異常値の早期発見
血圧や体温をはじめとしたバイタルサインには,個人差があることが昔から知られていた。中でも高齢者は加齢により,一般成人とは異なる傾向を示す。
安診ネット・カイゴは毎日のバイタルデータをAIが解析し,個人の特性を加味してその異常値を検知する。

AIによるバイタル異常値の早期発見

 

入力の省力化
本商品は介護記録ソフトとしても力を発揮する。記録に関わる業務は介護現場における毎日の業務である。そのため,スピーディーに簡単に入力できることを最優先し,現場の声を活かしてデザインした。バイタルデータや介護記録の省力化,自動転記機能で,現場作業者の負担軽減に貢献する。

医療と介護の情報連携
安診ネットでは介護士が感じた,入居者が「いつもと違う」といった違和感や,介助記録における医療情報を施設内の介護士や看護師へと共有できる。
また,システムを通じて距離の離れた医療機関へと同じ情報を伝達し,医師の判断を仰ぐことが可能。

●仕様

主な搭載機能*
介護記録/看護記録/週間予定表/熱型表/高齢者辞書/病態パネル
別途無料提供ソフトウェアによる機能
利用者請求書/入居会計/レセプト請求/ケアプラン作成など

*診療所は一定条件を満たせば,無料で導入が可能。
特定施設以外の請求ソフトウェアはオプション対応。

「4分で全容が分かる安診ネット動画」
URL: https://youtu.be/-sKtfp-zmf0

安診ネットは,今後様々なシリーズ展開を予定している。
4月2日の発売より,OEM商品として「ケア樹+(安診ネット連携版)」(*2)を販売し,施設にとって導入・運用コストを抑えつつ,業務改善・作業の効率化へ貢献する。

*1 芙蓉開発株式会社
芙蓉グループ全体を通して,医療機器の開発を始め,医療法人として病院や介護施設の経営,建設・不動産などの事業を展開している。病院や介護施設といったグループの資源を生かし,日本の遠隔医療や医療用AIの可能性と有用性について検証・啓蒙活動も行っている。
*2 ケア樹+
「ケア樹+」(けあきぷらす)は安診ネットと連携するクラウド型介護ソフト「ケア樹」のシステム連携機能を強化したOEMブランド名。「ケア樹+」と高付加価値機能システムである安診ネットをセットで導入することで,介護サービス事業所は導入コストと運用コストの両面を抑えることができ,業務効率や経営改善を図ることが可能になった上で安診ネット・カイゴを導入できる。

 

●問い合わせ先
芙蓉開発(株)
開発部戦略企画 担当:中野
TEL 092-471-8585

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