日本メドトロニック,薬剤溶出性ステント「Resolute Onyx™」を発売
〜Core Wire Technology搭載で薄さと強度を両立し,屈曲病変における通過性向上を期待〜

2017-7-3

日本メドトロニック


Core Wire Technology:イメージ

Core Wire Technology:イメージ

日本メドトロニック(株)は,薬剤溶出性ステント「Resolute Onyx™(リゾリュートオニキス)コロナリーステントシステム」(以下「Resolute Onyx」)が日本において7月1日付で保険適用となったことを発表した。製品販売は7月10日より開始予定。Resolute Onyxは既存製品である「Resolute Integrity™」(日本発売:2012年9月)と比較して優れた通過性向上が期待できる。

RESOLUTE Japan臨床試験の治験担当医師である齋藤 滋 湘南鎌倉総合病院総長・循環器科部長は次のようなコメントを寄せている。「「Resolute Onyx」に新たに搭載されたCore Wire Technology(コア ワイヤー テクノロジー,以下「Core Wire Technology」)は,屈曲病変における通過性の改善,さらに,優れた血管追従性や,より正確な位置へのステント留置を可能とする視認性の向上を目指して開発されています。Resolute Onyxは日本において耐久性ポリマー薬剤溶出性ステントの新たなスタンダードの1つとなるでしょう。」

Resolute Onyxに搭載されたCore Wire Technologyは,金属密度が高く放射線不透過性に優れたコア(プラチナ-イリジウム)をコバルト合金ワイヤーと組み合わせることで正確な位置へのステント留置に不可欠な視認性の向上を実現させている。また,この技術により,ストラット(支柱)厚が薄くなった一方で,ステントが血管を放射線状に支えるラジアル強度を維持することにも成功している。Resolute Integrityより引き継がれたContinuous Sinusoid Technology(コンティニュアス サイナソイド テクノロジー(連続正弦波形状技術),以下「Continuous Sinusoid Technology」)は,1本のコバルト合金ワイヤーをらせん状に巻きつけることでステントを形成させるメドトロニック独自のステント製造技術で,連続した可動域が実現し,柔軟で優れた血管追従性や良好なステント圧着を可能にする。Core Wire TechnologyはContinuous Sinusoid Technologyに次ぐ新たな技術となる。

●製品の特徴

1.Core Wire Technology
金属密度が高く放射線不透過性に優れたコア(プラチナ-イリジウム)をコバルト合金ワイヤーと組み合わせることで,ストラット厚がより薄くなりながらも血管を支える強度を維持することに成功し,通過性も向上している。また,視認性も向上し,正確なステント留置をサポートする。

2.Continuous Sinusoid Technology:連続正弦波形状技術
Medtronic独自のステント製造技術であり,1本のワイヤーからステントを成形させることで連続した可動域が実現し,柔軟で優れた血管追従性や良好なステント圧着が期待できる。

Continuous Sinusoid Technology:連続正弦波形状技術

 

3.豊富なサイズ展開
ステント径2.25mmから4.0㎜,長さ8㎜から38㎜までの計52製品が揃っており,2.5-2.75㎜径のロングサイズ(34㎜と38㎜)が追加されるなど,豊富なサイズ展開により,医師の治療選択肢を広げ,複雑病変治療を幅広くサポートする。

 

●問い合わせ先
日本メドトロニック(株)
http://www.medtronic.co.jp/

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