富士フイルム,移動型デジタルX線撮影装置「CALNEO Go」に軽量・防水・抗菌仕様の新型FPD「CALNEO Smart」を搭載

2015-6-15

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FUJIFILM DR CALNEO Go

FUJIFILM DR CALNEO Go

富士フイルムメディカル(株)は,移動型デジタルX線撮影装置「FUJIFILM DR CALNEO Go(カルネオ ゴー)」に,昨年11月に発売を開始した,低線量・高画質撮影,軽量かつ高い堅牢性,防水・抗菌仕様,の特長を持つ最新型のカセッテサイズ FPD「FUJIFILM DR CALNEO Smart(カルネオ スマート)」(以下,CALNEO Smart)シリーズを新たに搭載し,6月15日より発売開始する。

今回新たに搭載したCALNEO Smartは,ノイズ低減回路の搭載により低線量・高画質撮影を可能とし,また,撮影画像からX線の散乱線成分を低減する新画像処理ソフトウェア「Virtual Grid(バーチャルグリッド)」を搭載することで,グリッドを使用しない撮影でも,高コントラストのX線画像を得ることができる。特に病棟(ベッド)や救急・手術室のX線撮影においては,グリッドを使用しないことでX線の斜入ムラを抑えることができ,回診撮影の作業の効率化と線量低減に貢献する※1

また,CALNEO Smartは,14×17インチサイズで2.6kgと,バッテリー交換タイプDR方式カセッテサイズFPDとして世界最軽量クラスを実現しながらも,全面耐荷重310kgと高い堅牢性を持っている。さらに,高い抗菌性能と持続性を合わせ持つ同社独自の抗菌コート技術「Hydro Ag(ハイドロエージー)」※2を採用し,カセッテ全面に銀系抗菌剤を含有した超親水性膜でコーティングした抗菌仕様のFPDパネルで,表面に付着した汚れを落としやすく,救急や手術室の場面でも,清潔で衛生的に使用できる。

※1:同社で実施した,8:1グリッドとの比較評価(CD-RADファントム利用)では,1/2線量同等の画質を実現した。
※2:平成26年7月に同社が開発した抗菌コート技術。従来の銀系抗菌剤を使った抗菌コートに比べて約100倍の抗菌性能を実現。

●特長

<CALNEO Smart>

(1)低線量で高画質撮影を実現

  • 独自開発のノイズ低減回路と画像読取技術のISS方式のFPDを搭載し,低線量で高画質なX線撮影を実現。
  • 撮影画像からX線の散乱線成分を低減する新画像処理ソフトウェア「Virtual Grid(バーチャルグリッド)」を搭載し,グリッドを使用しない撮影でも,高コントラストのX線画像を得ることができる。

 

(2)世界最軽量クラスかつ高い堅牢性

  • フラットパネルセンサの裏面カバーの内側全面をリブ補強し,金属の中で軽量かつ高い強度性能で知られるマグネ シウム合金を採用した新フレームは,14×17インチサイズで2.6kgと,バッテリー交換タイプDR方式カセッテサイズFPDとして世界最軽量クラスを実現しながらも,全面耐荷重310kgと,高い堅牢性を実現。
  • 基礎フレームの側面は,病棟撮影時などで患者とベッドの間にカセッテを挿入しやすい,丸みを帯びたラウンド形状。

 

(3)防水・抗菌仕様

  • 高い抗菌性能と持続性を合わせ持つ同社独自の抗菌コート技術「Hydro Ag(ハイドロエージー)」※2を採用し,カセッテ全面に銀系抗菌剤を含有した超親水性膜でコーティングした抗菌仕様で,表面に付着した汚れを落としやすく, 救急や手術室の場面でも,清潔で衛生的に使用できる。
  • IPX6 準拠の防水性能を持っている。

 

<CALNEO Go>

  • 画像処理ユニットには,衝撃に強く消費電力の小さいSSD(Solid State Drive)を新採用し,画像消失リスクに対応。
  • コリメータの光源部には,消費電力も抑える長寿命のLEDを採用。

 

●標準ユーザー渡し価格
FUJIFILM DR CALNEO Go:1億2千万円(税別)〜
 ※組み合わせるパネルの種類により,価格は異なる。

●問い合わせ先
富士フイルムメディカル(株)
営業本部 マーケティング部
TEL 03-6419-8033
http://fms.fujifilm.co.jp/

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