キヤノン,DR方式のワイヤレスX線デジタル撮影装置「CXDI-701C Wireless」など4機種を発売
〜X線自動検出機能を搭載〜

2013-4-8

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CXDI-701C/G Wireless

CXDI-701C/G Wireless

キヤノンは,DR(Digital Radiography)方式のワイヤレスX線デジタル撮影装置の新製品として,「デジタルラジオグラフィ CXDI-701C Wireless」など4機種を5月上旬より順次発売する。

ワイヤレス方式の医療用X線デジタル撮影装置で好評を得ていた「CXDI-70C/G Wireless」(2010年9月/2011年11月発売)と「CXDI-80C Wireless」(2011年11月発売)の基本性能を継承しつつ,X線自動検出機能を新規搭載した医療用X線デジタル撮影装置を2サイズ,4機種発売する。X線自動検出機能により,X線デジタル撮影装置が自動的にX線を検出することが可能になる。より快適・自由な操作を実現し,既存X線システムとの組み合わせを容易に行える。

なお,4月12日から14日まで,パシフィコ横浜で開催される「JRC2013」学術大会で併設する「2013国際医用画像総合展」で,新製品4機種をキヤノンのブースにて展示される予定。

●デジタルラジオグラフィ CXDI-701C Wireless など4機種の主な特長

1. X線自動検出機能を新規搭載

  • X線自動検出機能を搭載したことで,センサーがX線の照射を自動的に検出。従来機種に比べて,より少ないユニット数での撮影を実現し,投資コストを抑制可能。また,従来機種で実施していた同期信号の初期設定作業が不要。
  • X線発生装置と同期信号のやり取りをするX線インターフェースユニットが不要となったことで,操作がよりシンプルになり,既存のX線システムを大幅に変更することなくキヤノンのX線デジタル撮影装置の組み入れが可能。特に,回診車への搭載時の利便性が向上。
  • レディーインジケーター(別売)が撮影部の撮影可能状態を光と音で通知することで,撮影のタイミングが明確となり,X線自動検出時の確実な撮影をサポート。

 

2. 基本性能はそのままに,機能を向上

  • 撮影画像をモニターに表示する時間を従来機種の3秒台から1秒台に短縮し,撮影画像の迅速な確認が可能(X線自動検出時除く)。
  • 撮影間隔を,従来機種「CXDI-70C/G Wireless」「CXDI-80C Wireless」の約15秒から約9秒に大幅短縮(X線自動検出時除く)。
  • 撮影間隔を短縮したことで,よりスピーディーな撮影が可能になり,ユーザーによる撮影の効率化に貢献。
  • PCへの撮影画像のアナログからデジタルの変換を,従来機種の14bitから16bitへ向上。

 

3. 有線接続時の使用における利便性向上

  • ワイヤリングユニット(別売)とX線デジタル撮影装置をつなぐコネクターにマグネット式を採用したことで,着脱が容易。また,コネクターの差し込み方を180度回転させても装着可能にしたことで,ケーブルの引き回しが格段に向上。
  • 有線接続時の撮影中にX線デジタル撮影装置への充電が可能となり,有線接続時の利便性が向上。
  • ワイヤリングユニットの電源を入れるとX線デジタル撮影装置の電源も入るといった,ワイヤリングユニットとX線デジタル撮影装置の電源オン・オフの連動を実現し,より快適な操作性を実現。

 

4. 高画質・高精細な診断画像

  • 独自開発したピクセルピッチ125μm(マイクロメートル)のX線平面センサーを搭載し,高画質・高精細な診断画像を提供可能。
  • センサーに届くX線量が少ない低線量域での感度を高め,腹部側面など体の厚みがある部位でもノイズが少なく,より高画質な画像を撮影可能。

 

5. カセッテサイズのワイヤレスを実現

  • 2つのサイズ(幅×奥行き「CXDI-701C/G Wireless」約384mm×460mm,「CXDI-801C/G Wireless」約307mm×384mm)共にカセッテサイズ(厚さ約15mm)のワイヤレスを実現し,重さもバッテリーを含んだ状態で「CXDI-701C/G Wireless」で約3.3kg,「CXDI-801C/G Wireless」で約2.3kgと軽量化を実現。
  • カセッテトレイに収納できるため,立位スタンドやテーブルなどの既存のアナログ撮影用設備を大幅に変更することなく使用可能。追加コストを抑えながらデジタル化によるスピーディーで効率的な撮影・診断が可能。
  • ワイヤレスDRとしてケーブルをなくしたことにより,X線撮影室内でカセッテトレイに入れての撮影や撮影台から取り外しての撮影が可能。また,回診車や車椅子,救急への対応時でもケーブルの取り回しがなく,より快適な操作が可能となり,様々な用途で威力を発揮。

 

6. 高感度センサーにより患者の負担を軽減

  • 「CXDI-701C Wireless」と「CXDI-801C Wireless」は蛍光体に光変換効率の高いヨウ化セシウム(CsI)を採用。X線照射量の低減と,画像の高精細化を実現。

 

CXDI-801C/G Wireless

CXDI-801C/G Wireless

 

●価格(税別)
デジタルラジオグラフィ CXDI-701C Wireless 2,100万円
デジタルラジオグラフィ CXDI-701G Wireless 1,700万円
デジタルラジオグラフィ CXDI-801C Wireless 1,900万円
デジタルラジオグラフィ CXDI-801G Wireless 1,600万円
●問い合わせ先
キヤノンライフケアソリューションズ(株)
営業推進統括本部
TEL 03-3814-4956(直通)
canon.jp/medical

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