GEヘルスケア・ジャパン,医療従事者向けオンライン教育支援サービス「ヘルスケア・カレッジ」を開始
~在宅医療・慢性疾患に関する国内外のコンテンツを,パソコンやモバイル端末で学習可能に~

2012-10-1

GEヘルスケア・ジャパン


ヘルスケア・カレッジ トップページ

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医療課題の解決に取り組むヘルスケアカンパニー,GEヘルスケア・ジャパン(株)は,10月1日(月)より全国の医療従事者向けのオンライン教育支援サービス「ヘルスケア・カレッジ 」を開始する。

ヘルスケア・カレッジは,米ゼネラル・エレクトリック(GE)の医療に関する世界戦略「ヘルシーマジネーション(healthymagination)」を受けて同社が国内展開を進める,超高齢社会向けに医療ソリューションの開発・提供を図る「Silver to Gold(シルバー・トゥ・ゴールド)」戦略の一環として提供する教育支援サービス。

世界に先駆けて日本が迎える超高齢社会で重要性が増す「在宅医療」と認知症や骨粗しょう症などの「慢性疾患の早期発見・早期治療」を主要テーマに,国内の医療ニーズにもとづき医師の監修のもと制作した「国内コンテンツ」とGEヘルスケアが米国で提供している生涯学習プログラムを吹き替えた「グローバルコンテンツ」を,医療従事者個人,ならびに医療機関や学会を対象に提供する。

同社では本年2月に,国内医療機器メーカー初となる,在宅医療や慢性疾患の早期発見・治療に関する医療従事者向けの包括的なオンライン教育支援サービス「Education Service」を,エムスリー(株)が運営する医療専門サイト「m3.com」(http://www.m3.com/ )の医師会員を対象に本格的に開始した。この9月までの7カ月間で,1,000本以上の教育プログラムの配信を達成するなど,すでに高い評価を獲得している。この実績をもとに今回,Education Serviceに加えて,新たにヘルスケア・カレッジを開始することで,医師のみならず看護師や介護士,ケアマネージャーなど幅広い医療従事者への教育サービス提供を目指す。

●ヘルスケア・カレッジの主な特長

1. オンラインによる配信サービスで,好きな時間に効率的に学習可能。モバイル環境にも対応
医師の学習環境に関する同社調査(2011年実施。回答医師数111名。)によると,現在のトップ3は「学会」が24%,「書籍」が19%,「セミナー」が17%だが,医師の半数近くは現在の学習環境に不満を抱えている。「時間を拘束されたくない」と「学ぶ時間がない」がともに不満の5割近くを占め,希望する環境としては「ネットを使用した学習」が50%弱に上る。
ヘルスケア・カレッジはクラウド型の配信システムを採用しており,インターネットにアクセスできる環境であれば,パソコンだけでなく,スマートフォンやタブレットなどモバイル端末でも受講可能。これまで時間の制約で自発的な学習がかなわなかった多忙な医療従事者に,効率的に学習できる環境を提供する。

2. 今後の超高齢社会に不可欠な「在宅医療」と「慢性疾患の早期発見・早期治療」にフォーカスした多彩なコンテンツを配信
ヘルスケア・カレッジでは,医師の監修のもと,「在宅医療」と「慢性疾患の早期発見・早期治療」という,今後の超高齢社会でますます重要となることが確実視されながらも,これまで包括的に学習できる機会の少なかった2つの分野を重点テーマに据えている。
「在宅医療」では,在宅における基本的な手技や終末期における緩和ケア,神経難病などの進行期の管理,老年医学的な疾患の対応など実践的なスキルに加えて,チーム医療体制や課題解決,コミュニケーションスキルなど多角的なコンテンツを配信。「慢性疾患の早期発見・早期治療」では,認知症や脳卒中,骨粗しょう症など医療従事者のニーズの高いコンテンツを中心的に取り上げる。加えて,院内の規則や各種ガイドラインなど各医療機関のニーズに応じたオリジナルプログラムも制作・配信する(オプション)。
ヘルスケア・カレッジでは当初,これらの2つのテーマを中心に「国内コンテンツ」と「グローバルコンテンツ」を計22本用意,受講者に「在宅医療」と「慢性疾患の早期発見・早期治療」に関する知識を体系的かつ効率的に身につけてもらうことを目指す。

3. 医療従事者個人向けの従量制サービスに加えて,医療施設や学会向けの年間契約サービスも用意,利用者のニーズに応じて最適なサービスを提供
ヘルスケア・カレッジは,医療従事者個人向けの従量制サービスと医療施設や学会向けの年間契約サービスの2種類用意。個人向けサービスでは,各医療従事者が自身で専用サイト(https://e-healthcarecollege.com/ )に会員登録し,好きな時間帯に希望する端末で,見たいコンテンツを購入・閲覧する仕組み。
一方,医療施設や学会向けのサービスは施設や学会が契約主体となり,1年単位で希望する教育プログラムとラーニング環境(ソフトウェア,サーバー)をレンタルし,指定のユーザーに特定のコンテンツの閲覧権を付与するもの。視聴するコンテンツ数や利用者数に応じた料金体系のため,サーバー管理や運用の手間に煩わされることなく,初期コストを抑えながら導入できる。また学習管理機能を備えているため,管理者は利用者の学習状況の把握や各種情報発信に加えて,アンケートによる学習の満足度や理解度を利用者単位で確認できる。

4. ユーザー同士の交流機能やセミナーの無料配信など充実した付加サービスを用意
ヘルスケア・カレッジでは教育コンテンツの配信だけでなく,利用者間で知識を深め合うコミュニケーションボードや有識者による質問への回答機能を備えているほか,同社がこれまでに開催したセミナーを一部無料配信するなど,充実したサービスを提供する。加えて,指定のセミナーやトレーニングを録画して,配信するサービスも提供,当日参加できなかったユーザーも事後に内容を閲覧できる機能も有している(オプション)。

同社では今後,現在22件あるコンテンツを年末に向けてさらに増やすほか,教育コンテンツ以外の付加価値をさらに充実させるなど,順次サービスの拡充を進めていく。中長期的には,新たな医療サービスの1つとしてヘルスケア・カレッジの事業基盤を確立させるとともに,本サービスを通じて,医師以外の看護師や介護士,ケアマネージャーなどの新規顧客開拓を図り,現行の超音波診断装置や心電計などの医療機器事業と組み合わせた総合的な医療ソリューションの提供につなげることを目指す。

 

●問い合わせ先
GEヘルスケア・ジャパン(株)
コミュニケーション本部
ブランチャード美津子/松井亜起
TEL 0120-202-021 FAX 042-585-5360
Mail: mitsuko.blanchard@ge.com / aki.matsui@ge.com
www.gehealthcare.co.jp

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