日本アキュレイ,つくばセントラル病院にて「サイバーナイフラジオサージェリーシステム」の設置完了,治療開始
~茨城県初の第4世代システム~

2012-9-26

放射線治療

アキュレイ


つくばセントラル病院に新たに設置された国内6番目となる放射線治療機器 「サイバーナイフラジオサージェリーシステム」(第4世代) ※画像はイメージ

つくばセントラル病院に新たに設置された
国内6番目となる放射線治療機器
「サイバーナイフラジオサージェリーシステム」(第4世代)
 ※画像はイメージ

日本アキュレイ(株)は,特定医療法人つくばセントラル病院における放射線治療機器「サイバーナイフラジオサージェリーシステム」※1の設置が完了し,治療が開始されたことを発表した。

※1 本システムは,2010年,サイバーナイフシステムの第4世代(日本での最新世代)として厚生労働大臣による薬事承認を得た。今回の設置は,日本における6番目の第4世代導入。

患者さん主体の医学を目指して地域密着の医療・介護サービスを提供しているつくばセントラル病院に,高精度放射線治療機器が導入されたことにより,茨城県南部および近隣エリアの患者さんにとって,頭蓋内・頭頸部がん,肺がん,肝臓がんをはじめとする体幹部のがんに対する治療の選択肢が増える。

つくばセントラル病院理事長・院長竹島徹医師は,今回の設置完了・治療開始について,「当院は,人口約100万人が生活する茨城県南地域において医療保険福祉活動の包括的な展開を目指しています。健診センターから緩和ケア病棟まで,一施設でさまざまな段階に対応する環境作り,つまり医療と福祉の複合体作りを進めており,高精度放射線治療機器の導入で,新たな先進技術が当院に加わりました。筑波大学とも連携をとりながら,患者さん個々の症例に合わせた医療を提供していきたいと考えています。」と語っている。

また,高度な医療機器の一つであるサイバーナイフについて次のように話している。
「がん治療の分野においても,根治性の追求に加え,治療過程における患者さんのクオリティ・オブ・ライフ(QOL)が重視されるようになりました。超高齢化社会の到来に向け,患者さんの心身・精神面での負担が少ないサイバーナイフによる治療で,高齢者をはじめ,外科手術が難しいと判断される患者さんにも新たな治療の選択肢を提示できると期待しています。」

サイバーナイフシステムは,頭蓋内・頭頸部に加え,前立腺,肝臓,膵臓の腫瘍など体幹部病変に対する低侵襲な治療法として,体幹部定位放射線治療(Stereotactic Body RadiationTherapy:SBRT)を患者さんに提供する。また,サイバーナイフシステムは,照射ターゲットを高精度で捉え,有効線量を照射することが可能で,重要臓器や正常組織に隣接した腫瘍の治療も可能にする。
更に,呼吸に伴う肺や肝臓の腫瘍の移動など,予測の難しい腫瘍の動きをリアルタイムで追尾するだけでなく,照射角度を自動修正する機能を備えている。これにより,正常組織への照射を最小限に抑えることができ,患者さんは放射線治療に伴う典型的な副作用の多くを回避することができる。

●つくばセントラル病院について
つくばセントラル病院は,1988年12月に開設され,一般病床236床,回復期リハビリテーション病床57床を含めた313床を有している。「良き治療,良き看護,生命の創造」の病院理念のもと,人間医学を目指し,地域社会へ貢献する医療サービスを提供している。

 

●問い合わせ先
日本アキュレイ(株)
マーケティング 武田/相子
TEL 03-6265-1544
http://www.accuray.com

放射線治療

アキュレイ


TOP