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女性医師再教育センター,「教育・学習支援プログラム(e-ラーニング)」が
「第7回日本e-Learning大賞」文部科学大臣賞を受賞

  東京女子医科大学と,グラクソ・スミスクライン(株)で共同開発・運営する「教育・学習支援プログラム(e-ラーニング)」が,第7回日本e-Learning大賞において,文部科学大臣賞を受賞した。

 e-ラーニングは,東京女子医大 女性医師再教育センターが2006年11月より実施中の「再教育−復職プロジェクト」を支援,強化するために開始したプログラムで,2009年1月より実施している。「再教育−支援プロジェクト」は,結婚,出産,育児,介護など,やむを得ない事情で医療を離れた女性医師が,臨床の“勘”を取り戻し,再び医療現場に戻るための機会を提供する実地研修。このプロジェクトに加え,インターネットを通じた情報提供に多くの経験を有するGSKが,技術的に本プログラムを支援するために社会貢献の一環として参画したことにより,「教育・学習支援プログラム(e-ラーニング)」を共同で開発した。これまで,実地研修への参加を希望しながらも病院での再研修が困難であった女性医師が,自宅で空き時間を利用して最新の医療情報を入手したり,また,新たな情報・知識を習得した上で,実地研修に臨むことを可能にした。実際に,e-ラーニング開始後は,実地研修への申請者も約2倍のペースで増加するという効果も現れている。

  日本e-Learning大賞は日本で唯一のe-ラーニングを対象とした表彰で,経済産業省,文部科学省,総務省,厚生労働省等が後援する公益性の高い賞である。授賞プロジェクトの制定ならびに表彰は年に1度行われ,今年で7回目を迎える。受賞作品は後援各省庁それぞれが大臣賞を選定しているほか,審査員特別賞を加えて合計で5プログラムが選ばれている。なお同賞は,今回の文部科学大臣賞の選定理由を「目的が明確で内容も充実しており,社会貢献度が高いことから選定した」としている。

  本年度の授賞式は7月28日(水)に「e-Learning WORLD 2.0」内で開催され,プレゼンテーションも行われた。 当日は,衛生学公衆衛生学 准教授 小島原典子先生(女性医師再教育センター e-learning部門担当)が出席し,岡本敏雄実行委員長より表彰状の授与,および記念品の贈呈が行われた。また,プレゼンテーションでは,同センターの活動内容やe-ラーニングの特長とあわせ,e-ラーニングと研修・実習との相互作用効果についても紹介した。

●問い合わせ先
東京女子医科大学 女性医師再教育センター
http://www.twmu.ac.jp/CECWD/