Vereos PET/CT

日立製作所,フィリップス・ジャパン

PET/CT

Vereos PET/CT(ベリオスペットシーティー)はフィリップスが自社開発したデジタルフォトンカウンティング技術によるデジタル半導体(D-SiPM:Digital-Silicon Photomultiplier,デジタルSi−PM)検出器を搭載したフルデジタルPET/CT装置です。

Vereos PET/CT
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現在PET/CT装置に求められる3要素である分解能(空間的/時間的),感度,定量性について全て2倍超(従来比)にスペックを改善し,画質/投与量/収集時間に妥協することなく臨床に求められるニーズに対してより戦略的なPET/CT検査を可能とし,近い将来の応用が待たれる新規PET製剤の基礎・臨床研究においてもインパクトのある貢献が期待されます。

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特長<1>
デジタルフォトンカウンティング技術
これまでシンチレーション光の検出は,検出器で捉えたアナログ信号のデジタル信号への変換(A/D変換)が必要でした.その際に発生するノイズや処理速度がシステムの課題とされていました。一方,デジタルフォトンカウンティング技術は1個のクリスタル4×4mm2あたり3200個のマイクロセルと呼ばれるデジタル半導体素子が無数のシンチレーション光を直接デジタル値としてカウントし,クリスタルのイベントを定義することで理想的なデジタル信号の検出と制御,数え落としの抑制と温度特性の改善までを可能としています。

デジタルフォトンカウンティング技術の概要

デジタルフォトンカウンティング技術の概要

 

特長<2>
1 to 1カップリング方式
これまでの検出方式では,アンガーロジック(Anger-Logic)型と呼ばれる,クリスタル1個につき複数の検出器(1:7や検出器によっては1:数十)を用いて,数学的に当該シンチレーション光の重心演算により位置を特定する方式が主流でした。この方式では画像の歪みと空間分解能の劣化が課題として残っていました。デジタルSi−PM検出器ではクリスタル1個と半導体の受光面(素子)を完全に1:1で対応させることで,画像の歪み補正と位置演算を不要とし,クリスタルの寸法にほぼ等しい空間分解能を達成しています。

アナログ型検出器とデジタル型検出器の比較

アナログ型検出器とデジタル型検出器の比較

 

特長<3>
2倍超の感度,空間分解能,定量性向上による臨床への期待
デジタルSi−PM検出器の搭載でTime-of-Flight方式の時間分解能は310ピコ秒まで短縮され,PETに必要な感度,空間分解能,定量性ともに(従来比)2倍超のスペックアップを達成しています。特にPET画像は画質のみならず,SUV(Standard Uptake Value:標準取り込み値)に代表される定量値の精度が求められます。ダイナミックレンジの改善により従来PETでのSUV値に比べて精度の高い定量を追及しました。今後,デジタルPET/CTでのSUV値の検証やデータの蓄積によって,悪性度の判定,治療方針の決定や治療効果判定のみならず未知の病態解明などへの貢献が期待されます。

アナログPET画像とデジタルPET画像の比較(同一被写体:頭頸部)

アナログPET画像とデジタルPET画像の比較(同一被写体:頭頸部)

 

アナログPET画像とデジタルPET画像の比較(同一被写体:体幹部)

アナログPET画像とデジタルPET画像の比較(同一被写体:体幹部)

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