特長<1>
小型フラットパネルディテクタ（FPD）を採用し，トモシンセシスにも対応
照射野サイズ約17×24cm，画素サイズ85μmの直接変換方式FPDを搭載。コンパクトな撮影台により，2D撮影におけるポジショニングのしやすさを保ちながら，トモシンセシス撮影にも対応します。特にMLO撮影時の腋下欠損部分が少ないため，大胸筋の描出が無理なく行えます。

特長<2>
安心感を与えるラウンドフォルム形状とフラット形状アームレスト
受診者の目に触れたり，肌に触れたりする部分には優しいラウンドフォルムを採用しています。大胸筋に余分な力が入らないよう，握ることなく上体を保持することができる「フラット形状アームレスト」では，更なる進化として受診者の腕の形に合わせた撮影台側面の曲面形状とし，MLO撮影時の受診者の安定感が向上しています。

特長<3>
取り付け自在なCアーム操作スイッチボックス
スイッチ一つのワンタッチ操作でCC/MLOポジションへ移動ができます。ポジションスイッチの選択によりR/L撮影方向も指定されるため，撮影ミスも軽減できます。検査室のレイアウトに合わせた任意の場所にスイッチの取り付けが可能で，手の届きやすい位置に設置することで，快適なかつスムーズな検査環境を提供できます。

特長<4>
痛みを軽減する緩やかな圧迫
デリケートな乳房への痛みを軽減しつつ，適正な圧迫による高画質を実現したいとの思いから，圧迫圧力に応じて，圧迫速度を徐々に低下する圧力感応式可変速制御の圧迫機構を搭載しています。

特長<5>
トモシンセシスにおける高画質と低被ばくの両立
トモシンセシス回転角度は「±7.5°」，FPD検出器へのX線の斜入を抑えることで画像のボケや被ばくを低減します。 「WターゲットとAgフィルタ」組み合わせの採用により，高エネルギー領域を適切にカットし，トモシンセシス撮影に効果的なエネルギー領域を抽出することで，CNRの低下を抑え乳腺被ばくとのバランスを確保します。トモシンセシス撮影においても2D撮影と同じピクセルサイズ（85μm）で画像を収集（ノンビニング）・再構成することにより，複数の画素を一つの画素として収集する方式（ビニング）に比べ，分解能の高いトモシンセシス画像が得られます。画像再構成は「逐次近似法」を用い，当社独自の再構成技術にて，高画質と低被ばくを実現します。

特長<6>
トモシンセシスの画像
従来に比べてより鮮鋭性が高く，線構造の評価もしやすい画像をご提供します。1スライス内の濃度分解能を高めることで，病変等の視認性向上に貢献します。

・撮影台
・X線管装置
・X線高電圧装置
・操作卓
・X線平面検出器
・付属品
　　・圧迫板
　　　18cm×24cm密着撮影用
　　　小乳房用
　　・18cm×24cmブッキー装置
　　・Cアーム操作用フットスイッチ
　　・X線照射操作用ハンドスイッチ
　　・フェースガード
　　・PMMA（アクリル）ファントム（1cm厚）
　　・Cアーム操作スイッチボックス

・撮影台
　　焦点～受像面間距離（SID） 約70cm
　　左右MLO角度，自動再現機能
・FPD（X線平面検出器）
　　直接変換方式
　　入力面寸法 約17cm×24cm
　　画素サイズ 85μm
・X線高電圧装置
　　KV設定範囲 20kV～49kV
　　mAs設定範囲 4mAs～500mAs
　　X線照射制御 オート，セミオート，マニュアル，ダクトグラフィ，インプラント
・X線管装置
　　焦点サイズ 0.1mm（小焦点）/0.3mm（大焦点）
　　陽極材質 W（タングステン）
・DICOM 機能
　　Print，Storage，Q/R，MWM，MPPS

・増設モニタ/5M増設モニタ
・撮影室設置操作卓用X線防護板（キャスタ付）
・DICOM MWM/MPPSキット
・IDカードリーダキット
・2次元バーコードリーダキット
・受診者情報表示キット
・エコースキャンガイド機能
・トモシンセシス撮影キット
・追加撮影用ユニット（1.5倍拡大撮影アダプタ，拡大撮影用角型圧迫板）
・密着撮影用角形スポット圧迫板
・密着撮影用丸型スポット圧迫板
・拡大撮影用丸型スポット圧迫板

キヤノンメディカルシステムズは日本国内随一の地域密着型サービスネットワークを有しています。北海道から沖縄まで，全国を網羅する69か所のサービス拠点，6か所のパーツセンター，約1,000名のハイスキルなカスタマーエンジニアがお客様の問題解決に取り組んでいます。