技術解説(GEヘルスケア・ジャパン)

2013年8月号

Women's Imaging 2013 最新技術

検診から診断まで,あらゆるニーズに応えるSenographeシリーズ

日本で初めてのデジタルマンモグラフィを発売して以来,2013年で13年目となるGEでは,これまでに多くの製品を発売してきました。現在では,検診から診断まで,求められるニーズに合わせて最適な装置をご提案できるよう,Senographeシリーズとして多くの製品や搭載可能な先進アプリケーションをご用意しています。

●車載専用フルデジタルマンモグラフィ(図1)

マンモグラフィ検診バスに求められる検診効率,温度環境,振動などの課題を先進の技術で解決し,車載に最適なデジタルマンモグラフィ「Senographe Essential-e」は,フルデジタルマンモグラフィならではの高いスループットにより,巡回検診での検査効率を飛躍的に向上させます。すでに北海道から九州まで多くのご施設で稼働実績があり,安心してご利用いただけます。

図1 車載専用フルデジタルマンモグラフィSenographe Essential-e

図1 車載専用フルデジタルマンモグラフィSenographe Essential-e

 

●造影マンモグラフィSenoBright(図2)

デュアルエナジーサブトラクションを用いた造影マンモグラフィContrast Enhanced Spectral Mammography(CESM)を行うためのアプリケーションとして,“SenoBright”をご用意しています。この技術は,ヨード系造影剤を用いることにより,乳腺組織部分とヨード造影剤で造影された部分のX線吸収に対するエネルギー特性の差を利用しています。低エネルギーと高エネルギーのデュアルエネルギーにより撮影された画像に対し,独自の画像再構成アルゴリズム(特許申請中)を用いることにより,特定の組織を強調した画像が得られるソフトウエアです。造影剤を用いることにより,血管,組織における造影剤の濃染の状況を描出します。

図2 従来のマンモグラフィとSenoBright搭載装置の撮影画像

図2 従来のマンモグラフィとSenoBright搭載装置の撮影画像
アジア女性に多いと言われる乳腺密度の高い乳房の症例。従来のマンモグラフィ画像では乳腺に重なっていた病変部も,SenoBright搭載装置では明瞭に描出。
(画像ご提供:三河乳がんクリニック院長・水谷三浩先生)

 

薬事販売名:セノグラフ2000DSシリーズ
医療機器認証番号:21600BZY00218000
Senographe Essential-eは,上記医療機器の類型「2000DS-M Essential」

 

【問い合わせ先】Detection & Guidance Solutions部 マンモグラフィ担当 TEL 042-585-9370
URL www.gehealthcare.co.jp

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