技術解説(AZE)

2015年12月号

Nuclear Medicine Today 2015 ソフトウエアの最新技術紹介

新機能概要:AZE VirtualPlace 隼 ver.3

2014年11月に発売した核医学画像解析ソフトウェア“AZE VirtualPlace 隼”(以下,隼)は,2015年5月,11月と2回のバージョンアップを行い,現在ver.3を提供している。隼はこれまで,脳統計解析・脳血流定量・心臓解析・腫瘍解析の4つのパッケージ構成で提供してきたが,ver.3からはここにPET解析が加わり,合計5つのパッケージとなった。PET解析パッケージには,PERCIST基準による評価や,日本人除脂肪体重による補正機能を搭載したアプリケーション“GI-PET”が含まれており,PET検査に特化した解析を実施できる(図1)。
また,心臓解析パッケージに含まれるアプリケーション“Heart Risk View-S”は,心筋SPECT画像の3D表示について大きく機能追加を行っている。ver.2ではモデル心臓にマッピングして表示していたが,ver.3では,冠動脈CT画像と重ね合わせて表示することが可能となった。患者個人の冠動脈を表示することで,より直感的に理解しやすい解析結果を提供できる(図2)。

図1 GI-PET

図1 GI-PET

 

図2 冠動脈CTと心筋SPECTとの重ね合わせ

図2 冠動脈CTと心筋SPECTとの重ね合わせ

 

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