RSNA2008スペシャル

Ziosoft, Inc(ザイオソフト)
 

■大量のボリュームデータを高速処理する新しいアプリケーションをアピール

3D画像処理ワークステーション「ZIOSTATION」を中心に包括的な医用画像ソリューションを提供しているザイオソフトは,大量のボリュームデータを高速に,かつ快適に処理する新しいアプリケーションを中心に展示を行った。

   
ザイオソフトブース
ザイオソフトブース
Mark A. Koeniguer氏(Cief Operating Officer:右)とTerry P. Chang氏(Director of Marketing:左)
Mark A. Koeniguer氏(Cief Operating Officer:右)と
Terry P. Chang氏(Director of Marketing:左)

320列CTなどの超多列CTの登場により,大量のボリュームデータを高速に処理することがますます求められている。同社では,頭部の撮影で発生する約2万枚のデータを約40〜50秒という高速で読み込み表示するソフトウエア「4D Brain Perfusion」(W.I.P.)を開発した。ワイドモニタを採用しており,ユーザー自身がレイアウトを自由に変更できるため,自分の見たい画像を優先的に表示することができる。レイアウトの切り替えや画像の選択も1クリックで可能であり,種類や角度の違う画像をリンクさせ,断面が同期した状態で参照することができる。4Dデータのため,動画表示をしながら高速に画像を回転させつつ,脳の血流と機能の画像を同時に表示することで,視覚的に効率良く観察できるなど,臨床的な有用性も高い。

4D Brain Perfusion
4D Brain Perfusion

「MR心機能解析」(W.I.P.)は,さまざまな種類の画像を並べて効率良く比較表示できるのが特長となっている。心機能解析ソフト,血流解析ソフトなどがすべて盛り込まれており,一度に大量の断面を並べて容易に比較表示可能なほか,心臓の動きに合わせてさまざまな断面を同期しつつ,観察することができる。解析をきわめて短時間で行えるほか,心筋の抽出にあたっては,心筋の内壁と外壁をオートトレースするのはもちろん,同社独自の補間アルゴリズムにより,1断面の輪郭線を修正するだけで,その情報がすべての断面に反映されるため,解析作業の大幅な効率化を図ることができる。

MR心機能解析
MR心機能解析

CTとSPECTの画像をフュージョンするソフトウエア「CT-SPECT 3D Fusion」(W.I.P.)では,フュージョン画像を容易に得ることができる。特長としては,冠動脈および,左室心筋を自動で抽出する処理機能を有しており,必要な部位を取り出してから,SPECTのカラー画像をCTの心筋の画像にマッピングする。決まった処理のうち,一部は登録されているため1〜2クリックするだけで,わずか1〜2分で自動処理される。さらに,SPECTのStress画像とRest画像を同時に読み込み,処理することができるほか,1クリックで画像の切り替えも可能。Reversibilityの読み込みも同時に行い,比較できるため,病変部の責任血管の同定や,病変の範囲などが容易に診断できる。

CT-SPECT 3D Fusion
CT-SPECT 3D Fusion

このほか,Webによる画像配信画機能を搭載した「Ziostation Web」(仮称),iPhone(技術展示)による簡易画像参照機能などが紹介された。

Ziostation Web
Ziostation Web
iPhone
iPhone

▲ページトップへ
▲RSNA2008トップへ