RSNA2008スペシャル

Barco Inc(バルコ/東陽テクニカ)
 

■カラーモニタのラインナップを充実させたBarco

Barco(日本国内販売は東陽テクニカ)では,昨年のRSNA2007で発表された「Coronis Fusion 6MP DL」を,今年も積極的にPRしていた。3Mピクセルのモニタ2面を1つにして6Mピクセルとし,輝度は700cd/m2となっている。カラーでありながらモノクロモニタと遜色ない表示が可能である。海外に比べ日本の施設ではカラーモニタの導入が進んでおり,国内でのユーザーも増えている。また,モニタ中央にベゼルがなく,シームレスに2面分を並べて表示できるため比較読影などに優れており,マンモグラフィ用のモニタとして使用しているユーザーもいるという。また,In-Plane Switching (IPS-Pro)テクノロジーにより,斜めからでも見やすいワイドビューアングルを実現している。

Barcoブース
Barcoブース

ハイエンドのCoronis Fusion 6MP DL
ハイエンドのCoronis Fusion 6MP DL
 

また,フィルムレス化が進む中,放射線部門以外で電子カルテシステムなどとともに使用できるカラーモニタ2機種を新製品として紹介した。1Mピクセルタイプが「MDRC-1119」,2Mピクセルタイプが「MDRC-2120」。ポートレート,ランドスケープ両方で使用でき,低価格での提供をめざすという。来年にはJESRA対応のソフトウエアも提供し,参照,読影の両方に使用できる。 このほか,カラーモニタとしては「Coronis Color 2MP」も展示した。輝度も高く,In-Plane Switching (IPS-Pro)テクノロジーによる見やすさも特長の1つ。また,廉価タイプのモニタとして展示した「Nio Color 3MP」は,3Mピクセルで,外部センサーを使ったキャリブレーションを行う。

このように展示製品のほとんどがカラーモニタとなっており,フルラインナップをそろえているところが同社の強みと言える。

電子カルテシステムユーザー向けMDRC-1119とMDRC-2120
電子カルテシステムユーザー向けMDRC-1119とMDRC-2120

ワイドビューアングルを提供するCoronis Color 2MP
ワイドビューアングルを提供するCoronis Color 2MP

ローコストタイプのNio Color 3MP
ローコストタイプのNio Color 3MP
 

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