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“更なる信頼の創造”をメインテーマに製品と合わせて充実したサポート体制をアピール

四方 康 営業本部営業統括室主任 四方 康 営業本部営業統括室主任

 “更なる信頼の創造”をメインテーマに,"安心,安全とともに新しい価値をお客さまに提供する"をサブテーマに掲げています。これらのテーマには,(1)提供する製品を最大限に活用いただくために120%のサポートをする,(2)医療業界の時代を先取りし,お客さまの経営改善に貢献できるような製品を提供する,(3)病院,施設のワークフローを改善する製品を提供する,(4)最高品位の製品を追求してお客さまに提供する,(5)新しい技術革新を持って新たな分野に挑戦していく,という5つの意味が込められています。

 今回の展示では,こうしたわれわれの姿勢をお客さまにお伝えできるように,ブースを構成しました。1つの大きな特長として,ブースの中央にリモートサービスコーナーを設置し,操作説明や修理対応などのサポートをデモンストレーションでお客さまに体感してもらえるような試みをしています。また,ブース全体は実際のワークフローに沿って製品をご覧いただけるように配置しました。主に病院での使用をイメージしたコーナーの先に診療所での使用を想定した製品群を展示。病院と診療所向けのコーナーの中間には,地域連携を支援するシステムを配置しています。
(4月17日取材)

 
ブース

◆ PCMシステムに対応した「マンモビューワ」の新バージョンを展示
   

 世界で初めてX線位相コントラスト技術を応用した乳房X線撮影装置(PCMシステム)「REGIUS PURE VIEW Type M」が展示された。REGIUS PURE VIEW Type Mは,約7000万画素の超高密度画像により,微細な石灰化や腫瘤影の辺縁も鮮明に描出することが可能。また,高電圧発生器を本体に内蔵したことにより設置面積は0.689m2とコンパクトな装置を実現した。また,REGIUS PURE VIEW Type Mと合わせて,画像診断ワークステーション「NEOVISTA I-PACS EX」にマンモグラフィ画像の高速表示や読影医ごとに画像の表示方法を設定することができる機能などをオプションで搭載した「マンモビューワ」を展示。発売時期は未定だが, PCMシステムから発生する7000万画素の画像の即時表示と15Mサブピクセルの高精細モニタへの対応が可能な新バージョンも紹介されていた。

 

REGIUS PURE VIEW Type M

マンモビューワ


◆ X線管球とFPD一体型のDR「PLAUDR X60」が登場
   

 デジタルラジオグラフィー(以下,DR)の新製品「PLAUDR X60」は,同社初のX線管球とFPDが一体化した装置(5月発売予定)。FPD画像表示の迅速性に加え,X線管球とのトータルシステムにより,撮影条件,装置設定が連動した効率的なワークフローを実現。スループットを大幅に向上させた。また,可搬型FPDにより撮影範囲が大幅に拡大し,全部位での撮影ポジショニングが可能になった。さらに,CsIを用いた間接変換方式のFPDの搭載で撮影線量の低減と画質向上を実現。高いX線量子検出効率(DQE)を持ち,被ばくの低減も可能にする。なお,PLAUDR X60は,米GEヘルスケア製のDRで,日本国内においてコニカミノルタエムジーが独占的に販売していくことが先日発表された。

 

PLAUDR X60

 

 このほか,昨年10月に発売されたDR「PLAUDR C30」(立位モデル)と「PLAUDR C50」(臥位モデル)を展示。撮影された画像は,装置のサイドに設置されたパネル式モニタ(サブパネル)とワークステーション画面に約2.5秒というスピードで表示されるため,撮影件数の多い施設にも有用である。また,撮影室内のサブパネルで,画像や患者氏名の確認なども可能なため,検査の効率化なども期待できる。さらに, PLAUDR X60同様に低被ばくで高画質な画像が得られることも特長である。

 

PLAUDR C30

PLAUDR C50


◆ フィルムレス運用の画像品質・整合性を確保する「NEOVISTA I-PACS QA」
   

 検像システム「NEOVISTA I-PACS QA」が,高精細モニタと合わせて2面構成で紹介されていた。NEOVISTA I-PACS QA端末の検査リストと連動して高精細モニタに画像が表示されるため,画像を参照しながら検査に付帯する情報を確認することが可能。NEOVISTA I-PACS QAは,RISなどとの連携により,撮影画像のヘッダー情報とオーダ情報を自動で照合し,撮影オーダとの不整合があった場合は,画面のアイコンが点滅し,不整合の状態について,確認・修正を促す。修正箇所を自動抽出するため,短時間での修正操作が可能である。また,撮影画像を検査,シリーズ単位で分離,結合したり,画像順を変更操作する機能などを搭載し,PACSでの正確な画像管理と表示画像の最適化を支援する。

 

NEOVISTA I-PACS QA


◆ 病院のフィルムレス・ペーパーレス運用をサポートするPACS「NEOVISTA I-PACS VR/FS」
   

 病院の読影室を想定したコーナーでは, PACS「NEOVISTA I-PACS VR」(大規模病院向け)と「NEOVISTA I-PACS FS」(中小規模病院向け)を展示した。NEOVISTA I-PACS VR/FSは,フィルムレス・ペーパーレス運用に対応可能なレポート一体型PACS。PACSとしての機能を損なうことなく,使用目的や運用形態により,ダウンサイジングおよびハードウエア・ソフトウエアのシステム再構成をすることが可能である。レポート機能,検像機能,バックアップ・冗長化機能など,多彩なシステムコンポーネントを搭載し,フィルムレス運用をサポートする。また,画像表示用のビューワとレポーティングシステムを統合したことで,画像とレポートをシームレスに連携し,迅速な情報抽出や画像表示を可能にした。

 

NEOVISTA I-PACS VR/FS


◆ 診療所向けに画像ファイリングや電子カルテなど4つの機能が一体化した「Luneo-CX」を紹介
   

 診療所向けのコーナーでは,画像ファイリング,CRコンソール,ビューワの機能が一台で扱える汎用画像診断ワークステーション「REGIUS Unitea」と電子カルテシステムが一体となった「Luneo-CX」が展示されていた。

 Luneo-CXは,画像ファイリング,CRコンソール,ビューワ,電子カルテシステムの4つの機能が一体となっているため,モニタやキーボードも1台ですみ,スペースの削減と効率のよい操作性を実現している。ビューワに表示された画像をドラッグ・アンド・ドロップで電子カルテに添付することや,カルテに添付された画像をダブルクリックでビューワに表示することも可能。CR,内視鏡装置,超音波診断装置の画像や心電図データなど,ざまざまなデータを一元管理することができる。ブースでは,オリンパスメディカルシステムズの内視鏡装置とLuneo-CXを連携させ,内視鏡画像をLuneo-CXに瞬時に保存し,ビューワに表示できる環境を来場者にアピールしていたほか,Luneo-CXのモニタと画像表示用のモニタを組み合わせたモニタ2面構成の環境も展示していた。

 

Luneo-CX

Luneo-CX


◆ 地域連携をサポートする「ID-680RM(遠隔対応GW)」
   

 「ID-680RM」は,診療所と大学病院などの双方に端末を設置することで,遠隔読影を可能にするシステム。読影の依頼内容と画像をID-680RMのゲートウェイを経由して連携先の病院などに送信することで,連携先の病院で依頼内容を確認しながら画像を読影することができる。また,読影結果レポートはID-680RMに送信するほか,メールへの送信も可能である。

 

ID-680RM(遠隔対応GW)


◆ 放射線治療・診断薬コーナーでは,造影剤や放射線治療装置のモックアップなどを展示
   

 放射線治療・診断薬コーナーでは,非イオン系低浸透圧造影剤の「オイパロミン」,「イオパーク」,MRI造影剤(ガトペンテト酸メグルミン静注液),イメージガイド放射線治療装置「MHI-TM2000」(製造元:三菱重工業(株),販売元:MHIメディカルシステムズ(株),販売代理店:コニカミノルタヘルスケア(株))のモックアップが展示された。このほか,業務用空気清浄機「アースプラス・エアー」と「アースプラス・マスク」を展示。アースプラス・エアーとアースプラス・マスクには,細菌やウイルスなどを吸着して分解する“HEPAフィルター”が採用されているため,マスクからの二次感染の抑制が期待できる。

 

放射線治療・診断薬


◆ 24時間365日対応のリモートサービスをPR
   

 2007年6月から開始したリモートサービスを紹介。コールセンターでユーザーと同じ画面を見ながら操作の説明ができるため,的確かつ効率のよいサポートを提供できる。さらに,内容によっては遠隔で操作を代行することでより迅速に問題を解決することが可能である。24時間365日対応しており,問い合わせの約8割がコールセンターで解決できているという。会場では,ブース中央にリモートサービスコーナーを設置。展示されたPACSや装置とリモートサービスコーナー内のコールセンターを接続し,操作説明などのデモンストレーションが行われていた。

 

リモートサービス


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