ITEM 2009
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日本の原点「邪馬台国」をイメージしたブースで“基本に返る”を表現
―優れた操作性とネットワーク型ワークステーションをアピール

畦元将吾 代表取締役社長 畦元将吾 代表取締役社長

 ITEM 2009では,日本の原点である「邪馬台国」をイメージしたブース展開を行い,“基本に返る”をコンセプトとしました。ITEM 2008では忍者屋敷をイメージし,医師や診療放射線技師の裏方で医療を支えるワークステーションの役割ということをテーマにしていましたが,基本に戻ってシステムの使い安さを追究しています。具体的にはユーザインターフェイスを改善し,特に,大腸解析ソフトウェア,心臓解析ソフトウェア,その他の二次元,三次元,比較読影などのソフトウェアについても使い勝手が向上しています。また,当社は国内に13名の開発部隊を抱えておりますが,さらに,新しいソフトウェアの開発に向けてハーバード大学と5年間の共同研究を行うことが正式に決定しました。具体的には,「冠動脈CT+SPECTフュージョン」,「大腸ポリープ診断支援」,「DTI解析ソフトウェア」 (いずれもW.I.P.)などについて,より優れたアプリケーションの開発に努めています。また,当社のワークステーションについては,特に心臓MRIのアプリケーションが国内外で非常に高く評価していただいておりますが,今後もさらに力を入れて取り組んでいきたいと考えています。
  ネットワーク型ワークステーションについては,使い勝手の良さはもちろん,Webで対応できるのでインストールも不要で,コストが大幅に削減できるというメリットがあり,近年非常に注目を集めています。そこで,従来製品をより強化した新製品として,「AZE VirtualPlace Premium」と「AZE VirtualPlace Serve」を発表しました。 医療経済が冷え込むなか,当社は2008〜2009年にかけて,台湾,アメリカなどグローバルにも展開し,お陰様で今期の売り上げ実績が前年比20%アップとなりました。そうした元気の良さを,ぜひ皆様に実感していただけたらと思います。
(4月19日取材)

 
AZEブース

AZE受付

◆ 6つのエリアごとに同社ワークステーションの有用性を強力にアピール
   

● area1:Aquarium

 動物病院など,幅広い領域にAZE VirtualPlaceシリーズが活用されていることが,Aquariumコーナーでアピールされた。沖縄の美ら海水族館,大分マリーンパレス水族館“うみたまご”から提供されたラッコやイルカ,イヌザメなどの珍しいCTの3D画像を,多くの来場者が興味深く眺めていた。

 
水族館がイメージされた“Aquariumコーナー”
水族館がイメージされた“Aquariumコーナー”
  魚の3D画像
魚の3D画像

● area2:Global/ W.I.P.

 area2では,現在開発中のソフトウェアである「冠動脈CT+SPECTフュージョン」,「大腸ポリープ診断支援」,「DTI解析ソフトウェア」の3つが紹介された。また,グローバルをテーマに,ハーバード大学との研究開発に関する論文がパネルで紹介されたほか,海外で使用されているソフトウェアとして,MRIパーフュージョン(フロー解析)が紹介された。

 
冠動脈CT+SPECTフュージョン
冠動脈CT+SPECTフュージョン
  大腸ポリープ診断支援
大腸ポリープ診断支援
 
DTI解析ソフトウェア
DTI解析ソフトウェア
  海外で使用されているMRIパーフュージョン(フロー解析)
海外で使用されているMRIパーフュージョン(フロー解析)

● area3,4:ネットワーク型ワークステーション
         「AZE VirtualPlace 雷神 Plus」,「AZE VirtualPlace 風神 Plus」

 area3,4では,ネットワーク型ワークステーションAZE VirtualPlace 雷神 Plus09とAZE VirtualPlace 風神 Plus09が紹介された。ネットワーク型ワークステーションとは,同時に複数台のクライアントが本体にアクセスし,計2万枚以上の画像解析を同時に行うことが可能な3D画像処理サーバとワークステーションの複合機。画像処理そのものは本体で行い,その結果画像だけをクライアントで参照するため,汎用 PCでもストレスなく解析処理を行うことができる。アプリケーションソフトは,本体1ライセンスを契約すれば,すべてのクライアントで使用できる。クライアント端末の接続数は無制限だが,同時に解析が行えるのは,VirtualPlace雷神が本体+クライアント4台,VirtualPlace風神が本体+クライアント3台となっている。

 
AZE VirtualPlace 雷神 Plus09
AZE VirtualPlace 雷神 Plus09
  AZE VirtualPlace 風神 Plus09
AZE VirtualPlace 風神 Plus09

● area5:ネットワーク型ワークステーションの最高峰
       「AZE VirtualPlace PREMIUM 」と「AZE VirtualPlace Server」が登場


  area5では,ネットワーク型ワークステーションの新製品「AZE VirtualPlace PREMIUM」と「AZE VirtualPlace Server」が紹介された。AZE VirtualPlace PREMIUMは,VirtualPlace Plusシリーズの上位機種。HDDが4TB,メモリが32GB,CPUは3.0GHz(Quad Core)2つが搭載された大型ハードディスクを持つ,ハイスペックな次世代のシステムとなっている。従来よりも大容量のデータ解析に対応し,本体のほかに5台のクライアント端末の計6台から同時に接続して解析処理を行うことができる。また,AZE VirtualPlace PREMIUMに読影ビューアやスタンドアローン型ワークステーションを融合させて,ストレージサーバとワークステーションの機能を兼ね備えたAZE VirtualPlace Serverとして使用することができる。サーバ容量は,病院の規模や要望に応じて増設可能。

AZE VirtualPlace PREMIUM(右)と,ビューア端末用の本体(左)
AZE VirtualPlace PREMIUM(右)と,ビューア端末用の本体(左)

 


AZE VirtualPlace Server
AZE VirtualPlace Server


● area6:MRIソフトウェアを紹介

 area6では,MRIコーナーとして,遅延造影や心筋パーフュージョン,MRIフロー解析といった心臓MRIのソフトウェアを中心に,海外でも定評のある豊富なアプリケーションが紹介された。特に,心臓の非造影MRA画像については,同社独自のレンダリングアルゴリズム“PRISMA”でしか描出できない優れた3D画像が作成できることをアピールしていた。

  MRI心機能解析(心駆出率)
MRI心機能解析(心駆出率)

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