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ブースリポート
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株式会社根本杏林堂
東京都文京区本郷2-27-20
TEL 03-3818-3541

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2007 2006

オートインジェクタの国内トップメーカーとして
医療現場の最先端のニーズに応える

荒木朋之さん
企画開発部
荒木朋之さん 企画開発部

 診療報酬の改定に伴い循環器領域に注目が集まっている今年は,CT,MRIともに心臓用のソフトをメインにご紹介しています。インジェクタ製品そのものは,昨年までにご紹介していたものと同じですが,その周辺機器として,造影剤の「血管外漏出センサー」(参考出品)や,造影検査情報をDICOMデータとしてPACSに保存できる「CEエビデンスシステム」などを展示しました。 心臓CTに対応するため,新たにCTを導入または更新する医療機関が増えていますが,われわれもそうした変化に対応し,注入方法などを変えることで,適正なCT画像を得るためのお手伝いをしていきたいと考えています。われわれはすでに,日本国内では,CT用インジェクタの部門においては90%以上のシェアを獲得していますが,これまでに蓄積したノウハウを製品開発に生かして皆様にお届けしていきたいと考えています。(4月5日取材)

 

ブース


◆CT用造影剤注入装置「DUAL SHOT GX」を中心に,周辺機器では新製品を展示
 コントロールボックスにクイックセレクト方式が採用され,タッチパネルで簡単に操作できるCT用造影剤注入装置「DUAL SHOT GX」が中心に展示された。診断部位に応じてカスタマイズされた最適な造影剤注入プロトコルを,将来のCT装置の進歩に合わせてCFカード1枚で簡単に更新できるのが大きな特長だ。安全性にも考慮されており,注入装置に搭載されたヘッドモニタにはCT撮影開始までの残り時間が表示されるため,医師や診療放射線技師,看護師の退出のタイミングが確認できる。  

DUAL SHOT GX


 今回のITEMでは,このDUAL SHOT GXの周辺機器として,「血管外漏出センサー」が参考出品された。血管内の針先にあたる部分の皮膚上に赤外線センサーを貼り,血管に赤外線を照射して組織内部の散乱光を検出することで造影剤の広がり具合が判断できるため,皮膚表面の変化を伴わない造影剤の血管外漏出もとらえることができる。インジェクタと連動し,漏洩時には自動的に注入を停止する,もしくはモニタ上にメッセージを表示する機能の2種類から選ぶことができる。赤外線センサーは約1.5cm角と非常に小さいため,貼り付ける場所を選ばず,どんな血管にも対応できることも大きなメリットとなる。
血管外漏出センサー 血管外漏出センサー

 また,「CEエビデンスシステム」は,注入器自身がRISから患者さんの名前,身長,体重,検査部位などの情報を取得して,その情報を元に造影剤量などの注入条件を決定することができる。検査終了後は注入結果をDICOMデータに変換し,PACSに保存することも可能だ。従来は残しづらかった検査情報が簡単に保管できるため,過去の注入条件や患者ごとの禁忌なども簡単に参照できるようになる。  

CEエビデンスシステム


 このほか,MRI対応の非磁性体の心筋負荷用パーフュージョンポンプ「acot S」が紹介された。1分間に0.2cc単位という微量な薬剤の投与が自動で行えるため,医師の負担が軽減されるほか,患者さんの状態の確認に注力することが可能になる。  

acot S


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