取材報告

2006
インテルがコンティニュア・ヘルス・アライアンス
日本地域委員会設立とデジタルヘルス事業に関する
記者説明会を開催

デイビッド・ウィットリンガー 氏
デイビッド・
ウィットリンガー 氏
(写真1)

吉田和正 氏
吉田和正 氏
(写真2)

亀田信介 氏
亀田信介 氏
(写真3)

 インテル(株)は11月13日(月),赤坂プリンスホテル(東京)において,「コンティニュア・ヘルス・アライアンス」日本地域委員会設立の発表会を行った。「コンティニュア・ヘルス・アライアンス」は,ヘルスケアおよびハイテクの大手各社がネットワーク機器を使った個人の健康管理の向上をめざし,2006年6月に米国で設立された団体。冒頭,同会代表のデイビッド・ウィットリンガー氏(写真1)の挨拶に続いて,同アライアンスのプロモーター企業であるインテル(株)代表取締役社長の吉田和正氏(写真2),(株)エー・アンド・デイME事業部開発部長の庭野和彦氏,オムロンヘルスケア(株)商品事業統轄部健康商品事業部長の太田弘行氏,(株)コナミスポーツ&ライフ代表取締役社長の大石利光氏,シャープ(株)技術本部e-ヘルスケア開発推進室長の松山 晃氏,松下電器産業(株)ヘルスケアシステム開発室の南 公男氏が挨拶を述べた。

 続いて行われたインテルのデジタルヘルス事業に関する記者発表会では,インテル コーポレーション グローバル・ヘルスケア・ストラテジーズ ディレクターのマーク・ブラッド氏が,全世界のヘルスケアIT最新状況について,吉田氏がインテルの日本における活動について説明した。

 また,ゲストスピーカーとして,先進的な医療ITネットワーク化に取り組んでいる亀田総合病院の亀田信介院長(写真3)がITを活用した情報共有の必要性について述べた。続いて,(株)ヴァイタスの曽根伸二代表取締役がインテルのvProテクノロジーとICカードを組み合わせたベッドサイド端末を紹介した。

 最後に吉田氏が,「医療ネットワークの実現にとって標準化と相互運用性は不可欠」であるとし,「医療現場のさまざまなニーズに応えるために,標準かつオープンなプラットフォームを提案する」と明言。「日本が抱えている医療を取り巻く数々の社会問題を解決するためのITソリューションと,情報共有を促進するためのネットワーク化を推進していきたいと今後の方針を述べて締めくくった。


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