ITEM2005 ブースリポート

新世代イメージング技術を追求する「Intelligent Diagnostic Solution」
富士フィルムメディカル
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湯野川 孝 営業本部/営業技術部部長
湯野川 孝
営業本部/営業技術部部長

◆ブースのコンセプト
 今回のテーマは「Intelligent Diagnostic Solution」です。まず第1に,大規模病院から中規模・小規模病院に向けたPACSシステム「SYNAPSE」シリーズのフルラインナップを展示しました。SYNAPSをPACS市場のナンバーワンにしていきたいというわれわれの意気込みの現れです。2つ目は,開業医さん向けのネットワーク医用サービス「C@Rna(カルナ)」を新たに立ち上げております。これは,開業医さんのインフォームド・コンセントや病診連携の支援,また,放射線科専門医にFCR画像の読影の依頼など,地域医療を強力に支援するものです。3つ目はデジタルマンモグラフィです。高画質50ミクロン読取機「FCR PROFECT CS」と,高画質プリンタ「DRYPIX 7000」で構成されています。新商品としてミドルレンジ省スペース型プリンタDRYPIX4000と、精度管理中央委員会様のご指導に沿った,最高濃度をDmax=4.0に上げた専用フィルムDI-MLをラインナップ。さらに診断しやすくしました。
DI-MLはDRYPIX4000/7000で使用可能です。
以上3点が今年の目玉です。


●PACS/SYNAPSEシリーズ
次世代PACS「SYNAPSE」
国内141施設,国外593施設で稼働する次世代PACS「SYNAPSE」。その機能をそのままに,施設規模に応じて導入しやすくしたパッケージ化した,中規模施設向けの「SYNAPSE EXシリーズ」(新製品)と小規模施設向けの「SYNAPSE Lite」(新製品)を新たに発表した。

●「Image Intelligence」コーナー
本コーナーでは,モニタ上の高画質を実現するために必要な画像処理技術を,従来のフィルム上での処理と対比させてパネルで展示。被曝線量を下げても粒状性を下げないノイズ抑制処理効果技術や,経時サブトラクション効果技術などを紹介した。
従来のフィルム上での処理と対比させてパネルで展示

●FCR
ワイドビューCCDの採用で高速・小型化を実現した「FCR VELOCITYシリーズ」   ネットワーク医用サービス「C@Rna」
レーザーダイオードを線状に並べたラインスキャン方式を採用したHDラインスキャン技術とIPからの発光光を効率良く集光するワイドビューCCDの採用で高速・小型化を実現した「FCR VELOCITYシリーズ」をはじめ,全脊椎や全下肢を一度に撮影できる長尺撮影技術などを紹介。   小規模施設向けコーナーでは,デジタルX線画像診断システム「FCR Pico SYSTEM」とともに,地域医療を強力に支援するネットワーク医用サービス「C@Rna」を発表。「C@Rna」は,「FCR Pico SYSTEM」に接続するワークステーションを情報端末とし,C@Rnaデータセンターや近隣の病院などをセキュリティに優れた高速専用回線で結ぶことで,連携している近隣病院のオンライン検査予約サービスや,専門医による遠隔読影サービス,医師間での意見交換が可能な情報提供サービス,画像参照サービスなどを提供する。
     
マンモグラフィコーナーでは,精度管理中央委員会の定める濃度4.0(Dmax)に対応したマンモ用新ドライフィルムDI-ML(4.0フィルム)(新製品)を臨床写真とともに展示。高画質50ミクロン読取装置「FCR PROFECT CS」,高画質プリンタ「DRYPIX 7000」で構成する富士フイルムのマンモシステムに新たに4.0フィルムを加え,今後さらにマンモグラフィ事業に力を入れていきたいという。 マンモ用新ドライフィルムDI-ML(4.0フィルム)

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