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放射線治療  放射線治療

日本アキュレイ
新百合ケ丘総合病院にて
「サイバーナイフラジオサージェリーシステム」の設置が完了
〜首都圏初の「ロボカウチ」搭載システム〜
(2012/8/24

●問い合わせ先
日本アキュレイ(株)
マーケティング 武田/相子
TEL 03-6265-1544
http://www.accuray.com

 

日本アキュレイ(株)は,医療法人社団三成会 新百合ケ丘総合病院(理事長:渡邉一夫,所在地:神奈川県川崎市)における放射線治療機器「サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム」※1 の設置が完了したことを発表した。

※1 本システムは,2010年,サイバーナイフシステムの第4世代(日本での最新世代)として厚生労働大臣による薬事承認を得た。今回の設置は,日本における5番目の第4世代導入

先進的医療サービスの提供に注力する総合病院として2012年8月1日に開院した新百合ケ丘総合病院に,高精度治療機器が導入されたことで,川崎市北部および近隣エリアの患者さんにとって,頭蓋内・頭頸部がん,肺がん,肝臓がんをはじめとする体幹部のがんに対する治療の選択肢が増える。また,6軸ロボットを使用した「ロボカウチ」※2 が搭載されたシステムとしては首都圏初の導入となった。

※2 ロボカウチ(Robo Couch)は,6軸ロボットアームを採用した寝台で,第4世代のサイバーナイフシステムにおいて標準寝台の代わりに選択することができる。ロボカウチの導入により位置合わせの自動化が可能となり,治療準備の時間短縮,医療従事者の負担軽減,高い精度の治療等のメリットが期待できる

新百合ケ丘総合病院院長笹沼 仁一医師(脳神経外科医)は,今回の開院について,「当院は,川崎市の人口の6割82万人が住む川崎市北部医療圏の不足病床を補い,地域医療と救急医療体制の充実のため,川崎市と協力しながら開設致しました。『すべては患者さんのために』という理念のもと,先進的医療サービスを提供すべく新規開設にあたり高度な医療機器を複数導入しています。」と語っている。

また,高度な医療機器の一つであるサイバーナイフについて次のように話している。
「サイバーナイフは高齢化や働きながらのがん治療に対応できる治療機として,当院の医療サービスの充実に貢献してくれるものと期待しています。」

サイバーナイフシステムは,頭蓋内・頭頸部に加え,前立腺,肝臓,膵臓の腫瘍など体幹部病変に対する低侵襲な治療法として,体幹部定位放射線治療(Stereotactic Body Radiation Therapy:SBRT)を患者さんに提供する。また,サイバーナイフシステムは,照射ターゲットを高精度で捉え,有効線量を照射することが可能で,重要臓器や正常組織に隣接した腫瘍の治療も可能にする。
更に,呼吸に伴う肺や肝臓の腫瘍の移動など,予測の難しい腫瘍の動きをリアルタイムで追尾するだけでなく,照射角度を自動修正する機能を備えている。これにより,正常組織への照射を最小限に抑えることができ,患者さんは放射線治療に伴う典型的な副作用の多くを回避することができる。

新百合ケ丘総合病院について
新百合ケ丘総合病院は,先進的医療機器・技術を積極的に取り入れている南東北グループのひとつ医療法人三成会により2012年8月1日に開院。標榜診療科目30,一般病床377床を有し,高度先進医療の提供と地域医療の中核を担う病院として期待されている。

新百合ヶ丘病院に新たに設置された国内5番目となる放射線治療機器「サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム」(第4世代)
新百合ヶ丘病院に新たに設置された国内5番目となる放射線治療機器
「サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム」(第4世代)

ロボカウチ(Robo Couch)画像
ロボカウチ(Robo Couch)画像