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ナナオ
日立ハイテクノロジーズ製の走査電子顕微鏡「SU3500」に
裸眼3D液晶モニター「DuraVision FDF2301-3D」が採用

(2012/5/11)

●問い合わせ先
(株)ナナオ 営業1部 産業機器営業課
TEL 03-5715-2016 FAX 03-3458-7001
http://www.eizo.co.jp

 

  (株)ナナオは,(株)日立ハイテクノロジーズが発売するSEM(走査電子顕微鏡)「SU3500」搭載の「ライブステレオ観察機能」のオプションとして,58cm(23.0)型裸眼3Dカラー液晶モニター「DuraVision FDF2301-3D」を納入する。

  DuraVision FDF2301-3D(以下,FDF2301-3D)および日立ハイテクの「ライブステレオ観察機能」は,独立行政法人科学技術振興機構の研究成果展開事業 先端計測分析技術・機器開発プログラムの一環として開発された。

  FDF2301-3Dは,「ライブステレオ観察機能」に求められる高い奥行分解能(奥行きの表現力)や,旧来の裸眼3Dカラー液晶モニターにおける問題点を解消した高精細表示を実現している。

  日立ハイテクでは,「SU3500」について年間200台の販売目標を立てており,同社では,その内の約25台にFDF2301-3Dの搭載を見込んでいる。

●DuraVision FDF2301-3Dの概要

  同社独自のDirectional Backlight方式により,3D画像を構成する視差画像(右目用の表示と左目用の表示)を同じ画素から時間差で表示して,裸眼3D映像を映し出す。視差画像ごとに液晶パネルの画素を振り分ける必要がないため,液晶パネル本来の解像度を生かした奥行分解能に優れるリアルな3D映像を参照できる。

  また,ユーザーの左右それぞれの目に届く視差画像(光)の方向を,液晶モニター内部のLED光源で決定しているため,他の裸眼3D方式で問題となる,バリアやレンズを用いることによるモワレや縞目の発生がない。原理上,画面を見る角度によって表示画像が反転して見える「逆視」の発生がなく,画面周辺部まで高精細な3D画像を安定して参照できる。