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GEヘルスケア・ジャパン
タンパク質研究用「ECLSelectLAS500システム」発売

(2012/3/26)

●問い合わせ先
GEヘルスケア・ジャパン(株)
コミュニケーション本部 松井亜起
TEL 0120-202-021 FAX 042-585-5360
Mail: aki.matsui@ge.com
www.gehealthcare.co.jp

 

  GEヘルスケアグループ(以下「GEヘルスケア」)の世界中核拠点の1つであるGEヘルスケア・ジャパン(株)は4月17日(火),タンパク質研究用の新システム「ECLSelectLAS500システム(イーシーエル・セレクト・ラス500システム)」を,ライフサイエンスの研究を手がける国内の大学や研究機関,製薬企業を主対象に発売する。

  ECLSelectLAS500システムは,微量なタンパク質の検出・解析手法として世界で広く活用されているウェスタンブロッティング をより簡便かつ確実に行うことができるよう試薬・装置・ソフトウェアを組み合わせたシステム。10年以上の国内販売実績を誇る同社のウェスタンブロッティング検出試薬ECLシリーズの新製品「ECL Select」やCCDカメラタイプ画像解析装置ImageQuant LASシリーズの新機種「ImageQuant LAS 500」,および有色分子量マーカーなどを組み合わせた高感度化学発光検出トータルソリューションである。

  ECLSelectLAS500システムは,ウェスタンブロッティングにおいて現在課題となっている「バックグラウンドが高い」「バンドが出ない」「再現性がない」といった3つの主要課題を解決し,より簡便かつ確実なタンパク質の検出・解析を可能にする。同社はこのECLSelectLAS500システムを,「もう迷わない,困らないウェスタン 〜 バックグラウンドが高い,バンドが出ない,再現性がない,すべてを過去の話にしてしまうソリューション」と位置付け,すでにウェスタンブロッティングを手がけている研究者のみならず,これから同研究手法の導入を検討している研究者に対しても広く展開する。同社では今回のECLSSelectLAS500システムの市場投入で,多くの研究者の従来の課題を解決し,研究開発のスピードの加速,ならびにライフサイエンス業界の発展に貢献することを目指す。

標的タンパク質を簡便かつ確実に検出したいというニーズに応えるECLSelectLAS500システム
標的タンパク質を簡便かつ確実に検出したいというニーズに応えるECLSelectLAS500システム

●主な特長

1. 広い抗体濃度レンジと最適露出時間の自動割り出しで,実験条件の至適化が簡便に
ウェスタンブロッティングの抗体濃度条件の至適化には抗体濃度や露出時間など検討すべき項目が多く,研究者の負担になっていたが,ECLSelectLAS500システムは一次抗体の濃度対応レンジが広く,かつ自動で最適な露出時間を割り出せるため,広い抗体濃度でも鮮明なバンドを検出できる。

一次抗体を3,000 〜15,000倍に希釈したウェスタンブロッティング検出例 どの濃度でもバンドをクリアに検出。
一次抗体を3,000 〜15,000倍に希釈したウェスタンブロッティング検出例
どの濃度でもバンドをクリアに検出。

2. 長時間露出においてもバックグラウンドが低く,低濃度タンパク質を検出可能
低濃度のタンパク質を検出するために長時間の露出を行うと,バックグラウンドのノイズが高くなり検出できなくなることが多いが,ECLSelectLAS500システムは長時間露出してもバックグラウンドノイズが低く,より低濃度のタンパク質を検出可能。

同社旧製品ECL Advance検出試薬とECLSelectLAS500システムの検出感度比較 ECLSelectLAS500システムでは20分の露出時間で19.5 ng(赤矢印)のバンドまで確認。
同社旧製品ECL Advance検出試薬とECLSelectLAS500システムの検出感度比較
ECLSelectLAS500システムでは20分の露出時間で19.5 ng(赤矢印)のバンドまで確認。

3. 有色分子量マーカーのカラー撮影で,タンパク質の分子量を容易に確認
ECLSelectLAS500システムは従来白黒撮影しかできなかった有色分子量マーカー「Rainbow Molecular Weight Markers」のカラー撮影ができる機能を初めて搭載。また,これまで重ね合わせが必要だったカラーバンドとウェスタンブロッティングのバンドを1枚の画像として出力できるため,標的タンパク質の分子量を容易に確認できる。

左(従来):別のモードで撮影した画像を重ね合わせ。Rainbow Molecular Weight Markersも白黒表示(下画像) 右(ECLSelectLAS500システム):カラーバンドとウェスタンブロッティングバンドを一枚の画像として取得。分子量で7色に色分けされた軸上にバンドが表示されるため、分子量を容易に判別可能
左(従来):別のモードで撮影した画像を重ね合わせ。Rainbow Molecular Weight Markersも白黒表示(下画像)
右(ECLSelectLAS500システム):カラーバンドとウェスタンブロッティングバンドを一枚の画像として取得。分子量で7色に色分けされた軸上にバンドが表示されるため、分子量を容易に判別可能

  ECLSelectLAS500システムの構成品の1つであるImageQuant LAS 500は,設置スペースの限られる国内の研究施設に適したコンパクト性と高い環境性能を有している。サイズは30 cm(幅)x 28 cm(奥行き)x 57 cm(高さ),重さは15キロと,これまでの同シリーズ最小・最軽量製品に比べて5割以上の小型・軽量化を実現したほか,使用電力も200Wとこれまでに比べて3割以上削減するなど省エネ性能を強化している。加えて,タッチパネルを搭載することで,これまで別々だった解析装置と操作用コンピューターを一体化し,操作効率を高めている。

  これまでもウェスタンブロッティングにおける検出試薬および検出機器を個別に提供してきた同社は今回,より簡便かつ確実なタンパク質の検出・解析に向けた高感度化学発光検出トータルソリューションとして,ウェスタンブロッティング検出試薬「ECL Select」とCCDカメラタイプ画像解析装置「ImageQuant LAS 500」などを組合せたパッケージを提案する。

ECLSelectLAS500システム 構成品
ECLSelectLAS500システム 構成品

※ ウェスタンブロッティングとは,電気泳動の優れた分離能と抗原抗体反応の高い特異性を組み合わせて,タンパク質混合物から特定のタンパク質を検出する手法で,現在世界のライフサイエンス研究の現場で広く普及している