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メディヴァと医療法人社団プラタナスが
「ポジティブ・エイジング」を目指す,意識の高い高齢者に向けて,
短時間の機能訓練型デイサービス「ぽじえじ」ステーションを展開。
都内中心に100店舗開設予定

(2012/1/26)

●問い合わせ先
(株)メディヴァ デイサービス
「ぽじえじ」担当 鈴木勝也
TEL 03-3709-2992
KatsuyaSuzuki@mediva.co.jp
http://www.mediva.co.jp

 

  医療介護コンサルティングと運営代行会社の(株)メディヴァは医療法人社団プラタナスと提携し,子会社(66%保有)である(株)シーズ・ワンにて短時間の機能訓練型デイサービス(通所介護)「ぽじえじ(ポジティブ・エイジング)」ステーションを展開する。

  「ぽじえじ」ステーションは,介護保険適用の高齢者を対象とし,3時間の機能訓練や機能回復を目的とした運動を行う。医療法人社団プラタナスが在宅医療で培ったノウハウを元に,各店舗にリハビリ等の専門職を置かなくても2〜3か月で確実に効果が出るプログラムを実施する。

  通常のデイサービスのような入浴,食事,塗り絵や童謡等のレクリエーションを実施せず,目標を定めて身体機能を訓練,回復することを目的とするため,意識の高い男性高齢者を中心に需要が見込めると考えている。「高齢者に何かをしてあげる」という従来の福祉的な考え方ではなく,高齢者を個人として尊重し,「お客様」として接客する。また,機能回復後は,高齢者が「やりたかったこと」(旅行,趣味,仲間づくり等)を自費サービスとして提供する。

  メディヴァでは,実験的な一号店を昨年2月より医療法人社団プラタナスの分院である桜新町アーバンクリニック内で開設し,要支援〜要介護5までの高齢者を受け入れた。

  当初の目標通りに,利用者が数か月で機能回復し,歩けるようになったことと,半年程度で損益分岐したことを見極め,拡大展開を開始。2012年度半ばまでに,東京の西南部を中心に5店舗を開設する。新設店舗はいずれもクリニック内ではなく,独立店舗とする。その後は,独立店舗と医院を中心としたフランチャイズで5年間に約100店舗を展開する予定。

  桜新町アーバンクリニック内では,100名を越える利用者のうち男性が約5割で,通常のデイサービスの2〜3割比べると男性が多い。男性は従来型のデイサービスに心理的抵抗があり,家に引きこもりがちだった。利用者の多くは「他のデイサービスに行きたくない」人で,一部「他との併用利用」も見られる。病院等でのリハビリ期間が終了した後,リハビリもしくは維持目的で活用する利用者もいる。脳梗塞での退院後,来所し,数か月で回復した例も見られた。自費サービスとしては,有料の日帰り旅行を実施し,好評であった。

  日本の高齢者人口は,今後も急激な伸びが予測される医療費・介護費抑制のためだけで なく,家族の介護の負担を減らし,高齢者が楽しく,元気で余生を過ごすためにも「身体が元気に動かせる」ことと,それにより「人生の目標を取り戻す」ことが重要になってくる。「ぽじえじ」デイサービスは,特に定年後コミュニティを失う男性高齢者に場と仲間を提供することを一つの目的とする。プログラム内容や接客対応も,対象者に合わせてふさわしいものを作りこんだ。

(株)メディヴァ
http://www.mediva.co.jp
デイサービス「ぽじえじ」ステーション
http://www.posi-age.jp
医療法人社団プラタナス内デイサービス
http://www.sakura-urban.jp/dayservice/