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富士ゼロックス
紙や電子の多様な診療記録を統合管理するソフトウェア
「Apeos PEMaster ProRecord Medical」販売開始

(2011/10/6)

●問い合わせ先
富士ゼロックスお客様相談センター
フリーダイヤル:0120-27-4100
(土・日・祝日を除く 9:00〜12:00,13:00〜17:00)
http://www.fujixerox.co.jp/

 

  富士フイルムグループの富士ゼロックス(株)は,医療現場で発生するあらゆる診療記録の統合管理を可能にするソフトウェア「Apeos PEMaster ProRecord Medical(アペオス ピーイーマスター プロレコード メディカル)」を10月5日より販売開始する。

  Apeos PEMaster ProRecord Medicalは,ドキュメントをベースとした診療記録管理のコンセプト「Document Archiving and Communication System(通称DACS)」を実現すべく,同社が昨年から本格展開している「診療記録統合管理ソリューション」のプラットフォームソフトウェア。紙や電子など多様な形態の診療記録を汎用的なフォーマットに統一し,その全てを原本性を確保した状態で集中管理できる。従来は病院ごとにカスタマイズしてシステム構築をしていたが,これまでの導入実績から共通するプラットフォーム部分をパッケージ商品化することで,導入にかかるコストをより明確にし,効率的なシステム構築を可能にした。このようなシステムは,治療を受ける患者に対して,現在の診療状況や過去に遡った様々な診療履歴を医療機関が統合的に把握している,という安心感を与える効果をもたらすと期待されている。

●主な特長

1. 長期間にわたる診療記録の電子保存・閲覧を実現
本ソフトウェアは,診療記録を汎用的なドキュメント形式(PDFやDocuWorksなど)に統一し,厚生労働省のガイドラインに示された電子保存に関する要件(真正性,見読性,保存性の担保)を満たす保存形式になっている。したがって,様々なシステムごとに存在するアプリケーション独自のフォーマットに左右されない上に,システム変更やバージョンアップによる見読性の損失などの影響を受けることもない。更に,診療記録一点ごとに【電子署名(誰が)】,【タイムスタンプ(いつ)】を付与することで,すべての記録を原本性を確保した状態で長期間安全に保存し,閲覧することが可能となる。

2. マルチベンダー対応のシステムで記録管理にかかる付帯業務を低減
院内で稼動する多様なシステムや基幹システムと柔軟に連携できるため,既存のインフラやワークフローを活かしながら,分散管理された記録を集中管理する仕組みを構築することができる。散在する記録管理にかかる医療従事者の付帯業務を低減し,本来業務への集中を支援する。

  なお,本ソフトウェアで記録された患者の全診療履歴を時系列でふかんして確認したり,簡単に検索・閲覧できる独自のビューアーや,紙文書を電子保存するための一連の仕組みなども要望に応じて別途提供し,診療記録の統合管理をトータルに支援する。

「診療記録統合管理ソリューション」全体概要および「Apeos PEMaster ProRecord Medical」の提供範囲
「診療記録統合管理ソリューション」全体概要
および「Apeos PEMaster ProRecord Medical」の提供範囲