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コニカミノルタ
カセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR(エアロディーアール)」と
クリニック向け卓上型CR装置「REGIUS Σ(レジウス シグマ)」が
2011年度グッドデザイン賞を受賞

(2011/10/3)

●問い合わせ先
コニカミノルタヘルスケア(株)
TEL 042-589-1439
http://konicaminolta.jp/

 

  コニカミノルタは,カセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR」,およびクリニック向け卓上型CR装置「REGIUS Σ」が,公益財団法人日本デザイン振興会主催 2011年度グッドデザイン賞を受賞したことを発表した。

●審査会の評価

世界最軽量,ワイヤレスタイプのカセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR」/「CS-7」
世界最軽量,ワイヤレスタイプのカセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR」/「CS-7」
パネル筐体に炭素繊維を採用し,世界最軽量かつ堅牢性を両立したこと,また一目で曝射面と認識出来る明確でシャープなデザインとなっていることや,クレードルが大きなラウンドで造形され被験者に安心と暖かみのあるイメージを与えていることが評価されました。画面デザインについても,操作性を進化させた優れたインターフェイスが評価された。「医療環境の改善にデザインで取り組む真摯な姿勢に今後も期待する。」とコメントされている。

世界最小・最軽量と省電力を実現 クリニック向け卓上型CR装置「REGIUS Σ」/「REGIUS Unitea-i」
世界最小・最軽量と省電力を実現 クリニック向け卓上型CR装置「REGIUS Σ」/「REGIUS Unitea-i」
医療施設の環境やスペースを綿密に調査した上で徹底したダウンサイジングを計り,従来の大型の床置きタイプから省スペースタイプの卓上型を実現したことが評価された。また,「フロントユーザー(医師)に対しては明快な表示と操作系を前面にレイアウトし,タッチスクリーンの導入によって操作性を向上させ,またエンドユーザー(患者)には視覚的にも威圧感を感じさせない優しいデザインで診察室にとけ込み,インテリアの一部となる佇まいになっている。」とコメントされている。

●受賞製品の特長

カセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR」/「CS-7」
「AeroDR」は,画像データの送信が無線で行えるワイヤレスタイプのカセッテ型DRとしては世界最軽量の2.9kgを実現。整形外科領域の撮影などで,カセッテをハンドリングする際の作業性を格段に向上させる。さらに,独自に開発した同社生産のヨウ化セシウム(CsI)シンチレータ(蛍光体)使用により,CRに比べ約半分のX線照射量でも高画質の診断画像を得ることができる。
また,環境・エネルギー分野を中心に次世代バッテリーとして注目されているリチウムイオンキャパシタを業界初採用。安全性が高く発火の危険性が無い,充電速度が速い,充放電を繰り返しても劣化しにくいという特長があり,30分でフルチャージが完了する高速充電を実現した。さらに,画質性能や処理能力とトレードオフの関係にある消費電力問題を新開発のICや様々な設計技術により解決。大幅な消費電力の削減にも成功した。
コンソールである「CS-7」は,既存機の基本機能を継承しつつ,更に使い勝手を向上し,クリニックから病院までの様々なワークフローに幅広く対応している。

クリニック向け卓上型CR装置「REGIUS Σ」/「REGIUS Unitea-i」
「REGIUS Σ」は,施設のIT化を目指すクリニックに最適な,コンパクトかつ高機能なデジタルX線画像読取装置(Computed Radiography: CR)。本体寸法はW 510×D 610×H 355mmの世界最小サイズ,本体重量も28kgと世界最軽量。小型で軽量なため,設置スペースの少ないクリニックでも容易に設置できる。またスタンバイ時の動作音は0dBなので,診察室に置いても診療行為の妨げにならない。
本製品では,環境負荷の低減もコンセプトに組み込み,省電力設計をはじめ,小型化による省資源,輸送効率アップや梱包材削減などにより,製品ライフサイクルを通じたCO2総排出量を,従来製品に比べて64%も削減している。消費電力も,消去光源へのLEDの採用や駆動系での省電力設計により,アナログ自動現像機に比べ約1/10以下に削減した。また,電源起動から立ち上がりまでの時間がわずか30秒であり,不使用時は電源を切ることで電力消費量をさらに削減できる。
「REGIUS Σ」をコントロールする「REGIUS Unitea-i」は,患者単位ですべての診断画像を管理できるファイリング機能を搭載し,マルチタッチに対応したGUIによりマウス操作より素早く直感的な操作を実現した。