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GEヘルスケア・ジャパン
細胞画像解析装置の最上位機種
「IN Cell Analyzer 6000」を発売

(2011/8/16)

●問い合わせ先
GEヘルスケア・ジャパン(株)
コミュニケーション本部 松井亜起
TEL 0120-202-021 FAX 042-585-5360
Mail: aki.matsui@ge.com
http://www.gehealthcare.co.jp

IN Cell Analyzer 6000

  GEヘルスケアグループ(以下GEヘルスケア)の世界中核拠点の1つであるGEヘルスケア・ジャパン(株)は8月16日(火),GEヘルスケア製細胞画像解析装置(イメージングサイトメーター)の新製品「IN Cell Analyzer 6000(インセルアナライザー 6000)」を,国内の製薬企業や主要大学・研究機関を主対象に発売する。

  IN Cell Analyzer 6000は2003年の発売以降,多くの製薬企業での導入実績を誇り,40%近い国内シェアを持つ業界標準の細胞画像解析装置「IN Cell Analyzer」シリーズの最新・最上位装置。最大の特長は,国内のイメージングサイトメーターとして初めて,高性能のsCMOSカメラを搭載したことと,共焦点・非共焦点・透過光画像の3つの撮影モードを備えたことの2つである。

●sCOMSカメラ搭載の主要メリット

1. 共焦点イメージングによりWash(洗浄)less実験系が可能に
抗体医薬研究の評価系や神経細胞など剥がれやすい細胞へのダメージを抑えるために,このWash stepを簡略できるようになる。また,タイムラプス実験における培地由来のバックグラウンドを抑えたイメージング解析が可能になる。

2. 微弱なシグナルを検出することで,蛍光画像の取得が難しかったサンプルのイメージングが可能に
SN(Signal-to-noise)比が高く,微弱なシグナルを検出できるため,低輝度が原因で蛍光画像の取得が困難であったサンプルのイメージングが可能になる。

3. 開口部の広さを調節可能で,サンプルに合わせ適切な厚みでの共焦点イメージングが可能に
従来の共焦点型機器では開口部の広さは固定されたままで変更できなかったが,IN Cell Analyzer 6000のsCMOSカメラは開口部の広さを随意に調節可能なため,ユーザーのニーズにあわせて,適切な厚みでのイメージングが可能になる。これにより,iPS/ES細胞やがんのコロニー,細胞シートなどの3次元培養,組織切片,個体などの解析の可能性が広がる。

4. 一般的な96 wellマルチウェルプレートの1ウェル全体の撮影が1回で可能に
IN Cell Analyzer 6000に搭載した550万画素のsCMOSカメラは従来に比べて約4倍大きな視野(FOV:Field of View)を持ち,96 wellマルチウェルプレートの1ウェル全体を1回で撮影可能。ホールウェル撮影が可能になることで,発生頻度の低いレアイベントを検出しやすくなるほか,撮影時間の短縮につながる。

  また,IN Cell Analyzer 6000は国内のイメージングサイトメーターとして初めて,共焦点・非共焦点・透過光画像の3つの撮影モードを備えている。これにより,分子局在の場合は共焦点,コロニーや組織全体に発現する分子の総発現量の解析には非共焦点といったように,解析対象(分子・細胞・コロニー・組織)ごとに最適な撮影モードを選択できるようになる。
  さらに多重染色の場合,チャネル(蛍光色素)ごとに共焦点,非共焦点モードを併用でき,解析の対象物ごとに最適な撮影モードを一度に設定できるため,取り直しの手間や退色リスクの回避につながる。
  細胞のさまざまな生命現象を自動で高速かつ多数のイメージングを取得し,定量解析するイメージングサイトメトリー解析では現在,実験系やサンプル形態の多様化が進んでおり,一段と高精度な共焦点画像や柔軟性の高い画像取得システムに対するニーズが高まっている。
  そのような中,高性能のsCMOSカメラと3つの撮影モードを同時に備えたIN Cell Analyzer 6000は,大量の細胞を高速で自動解析できるため,製薬企業が手がける創薬スクリーニングや抗体医薬開発において,人的資源や時間の節約など,その効率化ならびに生産性向上に貢献する。
  また,大学や研究機関が進めるiPS細胞などの幹細胞研究や再生医療研究においても,多数サンプル解析が難しかった実験系からサンプル数の制限を取り去ることで,新たな知見の獲得につながると見込んでいる。

  同社は今回発売する「IN Cell Analyzer 6000」を,既に同シリーズを導入している製薬企業の買い替え・買い増し,ならびにiPS細胞などの幹細胞や再生医療の研究を手がける主要大学・研究機関の新規購入を主対象に販売する。
  また,GEヘルスケアは今年,超解像顕微鏡をはじめ,生細胞と固定細胞の構造・挙動に関する詳細な情報を研究者に提供するソフトウェアやデータ可視化ツールの開発・製造を手掛けるアプライド・プレシジョン社(API)を買収した。APIが得意とする高度な細胞イメージング技術などを組み合わせることで,細胞解析領域における製品拡充を一段と推し進め,国内の創薬や抗体医薬開発,ならびにiPS細胞などの幹細胞や再生医療の研究に寄与することを目指す。