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日本AMS
前立腺肥大症のレーザー治療システム
「AMS GreenLight® HPS」が薬事承認を取得,
保険適用が開始

(2011/6/9)

●AMS GreenLight® HPSに関する
医療関係者からの問い合わせ先
AMS GreenLight® HPS国内販売総代理店
エム・シー・メディカル(株)
TEL 03-3568-5420(代)
http://www.mcmed.co.jp
●日本AMS(株)ならびにAMS GreenLight® HPS以外の
製品に関する医療関係者からの問い合わせ先
日本AMS(株)
担当 森田 武司
TEL 03-6717-2889
Email Takeshi.Morita@amsjapaninc.co.jp
http://www.amsjapaninc.co.jp/

AMS GreenLight(R) HPS

  男性及び女性の骨盤周辺部位疾患の治療における世界トップレベルの医療機器と治療を提供している米国アメリカン・メディカル・システムズ社(以下AMS)の日本法人である日本AMS(株)(以下 日本AMS)とエム・シー・メディカル(株)は,世界でトップシェアを誇る前立腺肥大症(BPH)のレーザー治療システムである同社の「AMS GreenLight® HPS」が,2011年4月18日付けで薬事承認を取得し,また2011年6月1日付けで保険適用の対象となり,国内での提供が開始されたことを発表した。本システムは国内ではエム・シー・メディカル(株)が国内販売総代理店となる。

●前立腺肥大症について,ならびに前立腺肥大症の治療法
男性特有の良性疾患である前立腺肥大症の患者は,現在,国内で39万8千人いると推計されている。その多くが50歳以上となるが,前立腺は30歳代後半になると肥大しはじめ,60歳では半数以上に肥大がみられる。85歳までにはほとんどの男性の前立腺が肥大しており,その4人に1人に前立腺肥大症の各種の症状が出ると言われている。このように前立腺肥大症は極めて一般的な病態であり,高齢化社会が進むことに伴い患者数は今後ますます増えると予想される。前立腺肥大症の治療法としては,まず薬物療法が用いられるが,薬物療法では症状が十分に改善されない場合,前立腺を切除する手術療法が選択される。前立腺肥大症の手術にはいくつかの方法があり,現在は特殊な電気メスを用いる方法が主流となっている。レーザーを用いた手術法も実施されているが,手術の難易度の点などから,まだ一部にとどまっている。
AMS GreenLight®を用いた手術は特にPVP(光選択的前立腺蒸散術)と呼ばれ,前立腺肥大症のレーザー手術の中では世界で最も多く選択されている手術法である。

●AMS GreenLight®を用いたPVPと,これまでの手術療法との違い
AMS GreenLight®は,高出力(最大120W)の特殊な波長(532nm)の緑色のレーザーを用い,肥大した前立腺を「蒸散」する(蒸発させる)という方法を用いている。AMS GreenLight®のメリットとしては,既存技術と同等の有効性を持ちながら,安全性が高く,各種の合併症発生率が既存の技術に比べて低いこと,そして入院期間が短くてすむということが挙げられる。「AMS GreenLight® HPS」が薬事承認され保険も適用となり,幅広い医師ならびに患者への提供が可能となった。

日本AMS(株)の代表取締役,倉田 進氏は次の通り述べている。
「国内における前立腺肥大症の患者は増加の一途をたどっており,手術の件数は毎年4%の割合で増加しています。世界ですでに50万件の実績を持つAMS GreenLight®が国内承認されたことは日本の医学界にとって特筆すべきことであり,AMS GreenLight®が国内の泌尿器関連機器の分野で多くの実績を持つエム・シー・メディカルを通して提供されることは,国内の患者様や医療業界にとって多大な恩恵をもたらします。」