日立メディコ
トモシンセシス機能を加えた
デジタル式乳房X線撮影装置
「Selenia Dimensions」発売
（2011/3/17）

●問い合わせ先
（株）日立メディコ
マーケティング統括本部　XR戦略本部
TEL 03-3526-8303　FAX 03-3526-8300
http://www.hitachi-medical.co.jp/

　 （株）日立メディコは，「Selenia Dimensions」を発売した。同製品は従来のマンモグラフィ撮影に加え，角度を変えて複数の方向から撮影し，収集したデータを３次元的に再構成して断層像を作成できるトモシンセシス（Tomosynthesis）機能を加えたデジタル式乳房Ｘ線撮影装置。

●主な特長

1. 1回の圧迫でコンベンショナル（2D）画像撮影，トモシンセシス（3D）画像撮影に加え，2D撮影＋3D撮影が行えるComboモードを装備。2D撮影，3D撮影の両方を行う際に，効率的な撮影が行える。
2. 3D撮影は±7.5度の範囲を低線量で15回照射。撮影時間は4秒以下と高速。
3. アモルファスセレニュームを使用した平面検出器を搭載。平面検出器のピクセルサイズは70μmと高精細。
4. 撮影した2D・3D画像は専用のSecurView（オプション）にて，読影・診断を行う。読影で使用する機能をおさめたキーパッドにより，効率的な読影が行う。
5. グリッドは中間材がなく，クロス構造を採用したHTC（High Transmission Cellular）グリッド。被ばく線量を増加させることなく高コントラストを実現。
6. Cアーム回転と上下動は電動。Cアームの回転中心が撮影台にあり，CCからMLOへの変更時などにCアーム部分の高さの調整がほとんど不要。
7. Ｘ線管装置は，特別に設計されたタングステン陽極の大容量乳房専用。検診などでの大量の撮影にも余裕を持って対応できる。
8. 関心領域をより鮮明に描出するために拡大撮影ができる。
9. 検査室・操作室には，ガントリーと操作卓のみを配置すればよく，操作スペースを広く取ることができる。