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日本GE/GEヘルスケア・ジャパン
「少子高齢化を克服する宮城モデル創出へ」をテーマにシンポジウムを開催
― 産官学によるe-Health を活用した実証事業推進が重要との共通認識を示す ―

(2011/1/18)

●問い合わせ先
日本GE(株) 小川・三浦・森口
TEL 03-3588-9500
GEヘルスケア・ジャパン(株) 松井
TEL 0120-202-021
http://www.gehealthcare.co.jp

 

  日本GE(株)とGEヘルスケア・ジャパン(株)は1月17日(月),仙台市内でシンポジウム「少子高齢化を克服する宮城モデル創出へ」を開催し,宮城県の少子高齢化の課題を産官学でどのように連携し,解決していくべきかを議論した。

  日本は世界に先駆けて少子高齢化が急速に進んでいる。宮城県ではすでに65歳以上の高齢者人口が21%を超えており,超高齢社会に突入しつつある。そして人口の高齢化に伴い,医師不足や医療環境の地域格差が重大な課題になっている。

  一方,GEは2009年5月に世界が直面する最も困難な医療課題の解決に向けたビジネス戦略「ヘルシーマジネーション(healthymagination)」を立ち上げ,身近で質の高い医療をより多くの人々に提供することを目指し,世界規模で数々の投資や技術革新を重ねている。宮城県とGEはともに地域医療の充実が少子高齢社会の課題解決に貢献できるという共通認識を持っている。

  医療機関や行政関係者など総勢約80名が参加したシンポジウムでは,東北公済病院院長の岡村州博氏が「医師不足の周産期医療をどうする?」,東北大学名誉教授の仁田新一氏が「少子高齢化問題へのIT活用」というテーマでそれぞれ講演した。それを受けて政府,企業そして研究機関の代表者によるパネルディスカッションを実施。少子高齢化を克服する宮城モデルを作るには産官学で協力し,最先端機器や技術,特にe-Health(IT の活用による医療情報の標準化と共有)を活用した実証事業を推進することが重要だと議論した。また,21世紀型の地域医療を考えるときには産官学で住民のニーズに応える医療サービスを考え,住民に安心感を提供することの大切さも強調した。

  GE副会長ジョン・ライス氏は講演の中で「GEは自治体とパートーナシップを組んで地域が抱えている問題を一緒に解決する取組み『サステナブルシティ(持続可能な街づくり)』を推進しております。日本では宮城県において,2009年12月にGE Day in Miyagiを開催するなど,これまで県との関係を深めて参りました。日本が高齢社会の課題をどう乗り越えるか世界から注目されています。これを機会と捉えてぜひ宮城県の行政,企業そして研究機関の皆様とともに高齢社会に対応したモデルケースを作りたいです」と述べ,宮城県が日本そして世界に手本を発信できるよい機会であることを強調した。

GE 副会長 ジョン・ライス氏
GE 副会長 ジョン・ライス氏
パネルディスカッション
パネルディスカッション

シンポジウム「少子高齢化を克服する宮城モデル創出へ」
日時:2011 年1 月17 日(月)10:30〜12:10
場所:ウェスティンホテル仙台
<プログラム>
「GE が目指すグローバル・オペレーションと宮城県への期待」 GE副会長 ジョン・ライス氏
「医師不足の周産期医療をどうする?」 東北公済病院 院長 岡村州博氏
「少子高齢化問題へのIT 活用」 東北大学 名誉教授 仁田新一氏
パネルディスカッション「少子高齢化を克服する,宮城モデル創出へ」
月刊JAHMC 編集長 盛宮喜氏(モデレーター)
東北公済病院 院長 岡村州博氏
東北大学 名誉教授 仁田新一氏
宮城県登米市長 布施孝尚氏
千葉県保健福祉部 理事 井上肇氏
GE ヘルスケア・ジャパン株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 熊谷昭彦氏