新製品・企業情報

 
MRI  X線CT

東芝メディカルシステムズ
高機能でコンパクトな16列マルチスライスCT
「Alexion」発売

(2010/12/8)

●問い合わせ先
東芝メディカルシステムズ(株)
CT事業部(国内)
TEL 0287-26-5034
http://www.toshiba-medical.co.jp/

Alexion

  東芝メディカルシステムズ(株)は,これまで培ってきた東芝マルチスライスCTの最新技術を搭載し,かつコンパクトな設計を施した新型16列マルチスライスCT「Alexion(アレクシオン)」を11月17日より発売した。

  今年4月の診療報酬改定により16列以上のマルチスライスCTの診断料が加算され,導入を検討する医療施設が増えた。一方でシステムが大型化することによるCT室スペースの拡張,電源容量の増加,ランニングコストの増大といった課題もあり,医療施設は新システム導入に慎重な面があった。そこで,東芝は最新技術を搭載しながらコストパフォーマンスに優れ,しかもコンパクトな16列マルチスライスCTを開発した。

●主な特長

1. 被ばくを抑えて高画質を実現
Aquilion ONEから継承した新しい被ばく低減技術「AIDR」を搭載し,患者さんに対する被ばくを最大75%低減。また,コーン角を考慮したTCOT再構成によって,細部まで忠実に再現した高画質を提供する。広範囲を高速に撮影できる16列マルチスライスCTの特長はそのままに,これまで培ってきた最新アプリケーションを搭載した。
高機能を簡便に操作するため,一連の操作をナビゲーションする「ナビモード」を搭載し,装置に熟練していない技師や医師でも容易にかつ適切に撮影することができ,夜間・救急などにも安心・安全な検査を提供できる。

2. コンパクト設計
ガントリと寝台の設置面積は,クラス(64列未満)最小10.4m2スペース化に成功。東芝製CTスキャナの中で,ミニマムクラスの設置スペースとなっている。寝台のストロークを部屋の大きさに合わせて設定できるなど,設置上の自由度が高く,施設の状況に合わせた最適なセットアップが可能で検査室を有効に使える。さらに,設置期間も最短3日と大きく短縮し,スムーズに稼動を開始できる。

3. 高いコストパフォーマンス
低線量で高画質の撮影が可能となったため,小型でコストパフォーマンスに優れた2.0MHU管球を搭載(撮影環境に応じて容量の大きな3.5MHU管球もオプションで用意)。CT導入時のCT室工事や電源工事など導入コストとあわせ,ランニングコストの削減も可能となっている。

4. 充実の最新臨床アプリケーションソフトウェア
疾病の早期発見を支援する最新のアプリケーションソフトウェアを充実させた。
「内臓脂肪体脂肪面積計測ソフトウエア」は,成人病のリスクを高める「メタボリック症候群」の状態を内臓脂肪の面積により解析する。「ラングボリュームメジャーメント」は,世界的に増加傾向にあり,今後死亡原因の上位に上がると予想されるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の診断支援に用いられる。「コロンビューイングソフトウエア」は,がんの中でも死亡率の高い大腸がんを,少ない苦痛で早期発見を支援するソフトウェア。
これら最新のアプリケーションソフトウェアを,豊富にラインナップしている。