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ハギワラシスコム
製造装置や医療機器のウイルス対策と
データ保護対策を提供する
「危機管理サービス」の新製品「ワクチンUSBプラス」発売

●問い合わせ先
(株)ハギワラシスコム
総合企画室
TEL 052-223-1301
http://www.hscjpn.co.jp/vir_scan/index.shtml

3DNAVI解体新書

  半導体ストレージメーカーの(株)ハギワラシスコムは,インターネットに接続されていないオフラインの環境にある製造装置,検査装置及び医療機器といった専用装置や,ウイルス対策が施されていないクローズドな環境にあるシステムにおけるコンピュータウイルス感染やハードディスクの突然死によるトラブル対策に,有効且つ効果的なツールとして「危機管理サービス」と位置付けた製品群をラインナップし事業展開している。

  2010年6月のサービス開始から現在に至るまでに300社以上で採用され,生産現場,研究開発及び医療機関における危機管理だけではなく,社会インフラの制御システムを標的にしたワーム「Stuxnet」の登場により,社会基盤のリスクに対する危機管理意識の高さを認識するとともに,現状のラインナップでは対策が困難な環境も数多く存在することが分かってきた。

  この度,更なる危機管理サービスの拡大と対策の強化を図るために,自動起動で専用装置のウイルスやワームの検知,駆除を実現する「ワクチンUSB」の上位モデルであり,ワクチンUSBで対策を講じられない専用装置やシステムにおけるウイルス対策を実現する『ワクチンUSBプラス』と,ワクチンUSBの利便性を向上させるオプション品として,ウイルススキャンログを管理するソフトウェア『Manager for Vaccine』,複数台のワクチンUSBのウイルス定義ファイルを同時に更新できるソフトウェア『DAT Charger for Vaccine』を発売する。

  更に,アジアを中心とした海外への生産移管が急速に進んでいることから,危機管理サービスの現行製品に中国語版と英語版を新たにラインナップし,危機管理対策が殆ど手付かずの状態にある海外に対してもサービスを拡大することで,来春までに1,000社以上への導入を見込んでいる。

●事業背景および展開状況

  生産設備,医療機器などの専用装置は,主に可用性を目的に設計されているため,ウイルス対策やデータ保護といったセキュリティ性は必ずしも優先されない場合がある。また,オフライン環境やクローズド環境下で運用されることが多いため,インターネットを通じて拡散するウイルスなどには耐性が強いと考えられがち。しかし,リムーバブルメディアなどを介して拡散するウイルスの登場により,オフライン環境のデータ移動手段として使用するリムーバブルメディアによるウイルス感染事例が数多く見受けられるようになった。また,専用装置には,生産性のパフォーマンスを低下させるウイルス対策ソフトウェアをインストールした対策を実施しにくい状況もあり,専用装置のセキュリティ対策は非常に深刻化している。また,最近の事例として,発電所や水道などライフラインの制御システムを狙うワーム「Stuxnet」の登場で,オフライン環境だけではなく,クローズドな環境にある制御システムにおいてもセキュリティリスクが顕在化してきた。企業における様々なコンピュータで制御された装置,システムの危機管理がますます高度化及び複雑化してきている。
  業界トップクラスのMcAfee社製のウイルススキャンエンジンを組み込んだウイルス対策ソフトを搭載し,接続すると自動的にソフトウェアが起動して対象端末のウイルススキャンと駆除(削除)ができるUSB接続のウイルス対策ツール「ワクチンUSB(2010年6月販売開始)」は,ソフトウェアのインストールや設定変更をすることが難しい専用装置におけるウイルス対策ソリューションとして好評を得ており,大手自動車メーカーや大手半導体メーカーおよび同関連企業を中心に,既に300社以上の企業が採用し,更に300社以上が今後の導入に向けた評価を実施している。さらに,「Stuxnet」の検知,駆除も可能。

  上記展開状況から,Linuxをはじめとする,現行製品のワクチンUSBでサポートしていないOSを搭載した専用装置も数多く存在し,また,OS稼動中には駆除(削除)できないウイルスも増加していることが分かってきた。これらのニーズに応える為,新たに『ワクチンUSBプラス』を企画開発。2011年1月に発売する。

*Stuxnet(スタックスネット)とは:
インターネットから隔絶された発電所や水道などのライフラインの制御システムをターゲットとした コンピュータウイルスでUSBメモリを媒体として感染。日本でも感染が確認されている。

●ワクチンUSBプラスの主な特長

ワクチンUSBプラスは,ワクチンUSBの機能はそのままに,本製品に搭載された専用OSを起動(USBブート)させ,ウイルススキャンソフトを実行する機能を搭載している。本機能により,専用装置のOSに依存しせずウイルススキャンを実施することができ,さらに専用装置が起動している状態では駆除(削除)できなかったウイルスの対策が可能になる。

・2種類のウイルススキャン機能を搭載
・対象端末が稼働中のウイルススキャン
・対象端末が稼動していない状態でのウイルススキャン本製品から専用OSを起動)
・ウイルス駆除(削除)の性能向上
・対象端末が起動中に駆除(削除)ができなかったウイルスにも対応
・同社特許技術(UDRW Technology)でウイルススキャンソフトウェアを自動実行
・ウイルススキャン結果を2色のLEDで標示
・自動実行機能とLED標示機能で,モニタや入力装置が無い環境でもウイルススキャンを実施

●ワクチンUSBオプション製品

2010年6月に発売したワクチンUSBの特長のひとつであるスキャンログ機能を運用管理と資産管理に活用したいというニーズと,複数のワクチンUSBのウイルス定義ファイルの更新を効率的に行いたいというニーズに応えるべく,ワクチンUSBのオプションソフトウェア「Manager for Vaccine」と「DAT Charger for Vaccine」を2010年12月15日に発売する。

■Manager for Vaccine
・ワクチンUSBのログデータ(スキャン実行ログおよび対象端末の情報)を収集し管理するソフトウェア
収集したログデータに対象端末のロケーションや管理者等の情報を入力することができ,収集したデータはCSVファイルで出力可能
・ワクチンUSBによるウイルス対策の運用管理や対象端末を含めた資産管理が可能

■DAT Charger for Vaccine
・最大8本のワクチンUSB内のウイルス定義ファイルを同時に更新できるソフトウェア
・指定した時間にウイルス定義ファイルを更新するタイマー機能搭載

●各種製品の英語版/中国語版

生産コストや開発コストの低減を目的とした海外進出が,製造生産設備へのマルウェアの侵入により,結果として生産ロス,品質ロスを招くといった問題にも発展している。そこで,現行の危機管理サービス製品群に英語版と中国語版を新たにラインナップし,海外への展開を開始する。

  今回の危機管理サービスのラインナップ拡充について,マカフィー(株)の代表取締役会長兼社長 加藤孝博氏は次のように述べている。
「マカフィーは,この度のハギワラシスコム様の危機管理ソリューションのラインナップの拡充を心より喜ばしく思います。製造装置や検査装置などのネットワークに接続されていない専用システムにおいて,生産性を高めるデバイスとして大容量のリムーバブルUSBメディアは最も人気があります。その一方で,外部接続メディアは最も有力なウイルス感染ルートのひとつであり,多くの企業において,これらの対策が未だ万全でないのが実状です。ハギワラシスコム様のユニークなハードウェア技術とマカフィーのウイルス対策テクノロジを組み合わせたセキュリティソリューションを導入することで,企業は自社の専用システムに対し,有効な措置と強固な防護を容易に実現することができるでしょう。」