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血管造影/IVR  血管造影/IVR

ジョンソン・エンド・ジョンソン
ワイドネック型脳動脈瘤を治療可能とした
頭蓋内血管再建機器
「CODMAN ENTERPRISE VRD」を発売開始

(2010/7/7)

●問い合わせ先
ジョンソン・エンド・ジョンソン(株)
メディカル カンパニー
コミュニケーション部 担当:山田
TEL 03-4411-7155 FAX 03-4411-7869
http://www.jnj.co.jp/

CODMAN ENTERPRISE VRD

  ジョンソン・エンド・ジョンソン(株)メディカル カンパニーは,2010年7月7日より,これまでは治療が困難だったワイドネック型脳動脈瘤を治療可能とした,本邦初となる頭蓋内血管再建機器「CODMAN ENTERPRISE VRD」(販売名:コッドマン エンタープライズ VRD)を発売する。本製品は2010年1月に厚生労働省より薬事承認を取得,2010年7月より保険適用となる。

  「脳動脈瘤」は,脳の主要血管にコブ(瘤)ができたもので,コブの血管壁が薄くなったところは血流や血圧などで破裂する危険性があるが,未破裂であればほとんど自覚症状がない病気。脳動脈瘤が破裂した状態が「くも膜下出血」であり,死に至ったり,重い障害が残ったりする患者さんが約5割にのぼる重篤な疾患で,突然死の6.6%がこれに該当すると言われている。

  動脈瘤の破裂を予防するには,開頭手術を行い,動脈瘤の根元を金属製のクリップで挟むクリッピング術と,脚の付け根からカテーテルを挿入し,血管内から瘤内にコイルと呼ばれる極細のワイヤーを詰めることで瘤内への血流を遮断するコイル塞栓術という方法がある。

  近年の脳ドックやCT,MRIなどの普及によって,未破裂の脳動脈瘤が多く発見されるようになり,手術件数も増加傾向にある。「コッドマン エンタープライズ VRD」はニッケルとチタンの合金であるニチノール製で,ワイドネック型動脈瘤のうち,2.5mm〜4mmの血管に生じた直径7o以上の未破裂動脈瘤に適用される。

  神戸市立医療センター中央市民病院 脳神経外科 脳卒中センター部長の坂井信幸先生は「今までは脳内血管用に設計されたVRDがありませんでした。今回の承認は,日本国内の脳動脈瘤の先進治療の進歩をもたらす重要な一歩です。コッドマン エンタープライズ VRDはきわめて柔軟性の高いVRDをデリバリーシステムに装着した製品で,脳血管内での正確な操作と留置が容易に行えます。脳動脈瘤は治療の選択肢が限られる疾患でしたが,本品の登場により脳動脈瘤を抱えるより多くの人々の治療が可能になるでしょう」とコメントしている。