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大日本住友製薬
肝細胞癌治療剤「ミリプラ®」新発売

(2009/12/15)

●問い合わせ先
大日本住友製薬(株)
広報部
TEL 06-6203-1407
http://www.ds-pharma.co.jp/

ミリプラ

 大日本住友製薬(株)は,肝細胞癌治療剤「ミリプラ® 動注用70mg」(一般名:ミリプラチン水和物)を2010年1月20日付で発売する。なお,本剤専用の懸濁用液として,「ミリプラ® 用懸濁用液4mL」(一般名:ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステル)を同時に発売する。「ミリプラ® 動注用70mg」は,「ミリプラ® 用懸濁用液4mL」に懸濁して肝動脈内に投与する。

 肝細胞癌の標準的な治療法のひとつに,抗がん剤を油性造影剤(ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステル)に懸濁して肝動脈内投与する局所治療(リピオドリゼーション)がある。同社では,当該治療に適した抗がん剤として,ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステルへの親和性が高い脂溶性白金錯体ミリプラチンの開発を進めてきた。

 ミリプラ® は,ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステルへの懸濁性に優れている。また,肝動脈内投与後は腫瘍局所に滞留し,長期間に渡って白金成分が徐放され,全身への曝露は少ないとの特長を有している。

 臨床試験では,再発率の高い肝細胞癌において,初回治療だけでなく,肝切除等の他の治療後に再発した患者さんに対しても良好な抗腫瘍効果を示した。また,本治療法で知られている一般的な副作用が認められたが,本治療法に精通した施設においては忍容可能なものであった。なお,本剤投与による肝動脈の血管障害の報告もなかった。

 同社では,天然型インターフェロン-α製剤「スミフェロン®」を販売していることから,ミリプラ® の上市により肝臓領域における製品ラインアップを強化し,肝臓疾患のトータルケアに一層貢献できることを期待している。