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MEDIS-DCが医療情報システム安全管理評価制度を開始

●問い合わせ先
(財)医療情報システム開発センター
医療情報安全管理推進部医療情報システム安全管理評価室
TEL 03-5805-8207
FAX 03-5805-8209
http://premiss.medis.jp/

 

 (財)医療情報システム開発センターは,10月1日から医療情報システム安全管理評価制度〔PREMISs(プレミス)」を開始した。

1.PREMISs(プレミス)とは
PREMISsは,平成17年3月に厚生労働省より公表された「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」(以下,「安全管理GL」という)への準拠性を第三者が客観的に評価する制度。医療情報システム評価の視点には,経済性(費用対効果),利便性(操作性等の機能),安全性(技術面,運用面)の3点がある。従来,経済性と利便性が注目され,安全性に対する関心が比較的低い現状があった。これは,情報が病院等の内部という比較的限られた範囲でのみ取り扱われたことにも起因する。しかし,これからは,ITの活用により医療連携や遠隔医療が可能となり,情報が地域や全国レベルで有効活用される時代となる。従って,一旦大事故に至れば,個人の人生に及ぼす影響は甚だ大きく,医療機関等の管理者の責任は非常に重いものとなる。
PREMISs は,「安全管理GL」に準じた安全性の担保力を,技術面,運用面の観点から客観的に評価し,システムを利便性と安全性のバランスの取れたものとするためのツールといえる。

2.PREMISsの特徴
PREMISsは,以下のような3つの特徴を持つ。
1)対応レベルを3段階で評価
2)保証期間を設けない(更新制度なし)
3)評価結果の公開(希望による)

3.評価の対象
PREMISsの評価対象は,医療機関,保険調剤薬局,健診機関,介護事業者等の個人情報(医療情報)を直接,取得・利用・提供する事業者で運用される保健医療福祉に関わる情報を扱う全ての情報システムと,それらの導入,運用,利用,保守及び廃棄に関わる人または組織。

4.申請の単位
PREMISs の申請は,システム単位となる。ここで言うシステム単位とは,ベンダーが提供する製品単位ではなく,医療情報の取り扱い単位。たとえば,マルチベンダーで構成された電子カルテシステムのように,基幹システムと部門システムが異なるベンダーの製品を組み合わせて構成されていても,1電子カルテシステムとみなし1申請単位とする。