新製品・企業情報

 
デジタルイメージングその他  デジタルイメージング,その他

キヤノン
医療用X線デジタル撮影装置が累積生産台数1万台を達成

(2009/9/2)

●問い合わせ先
キヤノン(株)
広報部広報第一課
TEL 03-5732-8246
http://canon.jp/

 

 キヤノンの医療用X線デジタル撮影装置「CXDIシリーズ」の累積生産台数が1万台に到達した。1998年12月の「CXDI-11」発売以来,10年9カ月での1万台達成となる。

 キヤノンは1993年にX線イメージセンサーの研究開発に着手し,1998年12月にはキヤノン独自のX線イメージセンサー「LANMIT(Large Area New MIS Sensor and TFT)」を搭載した世界初のX線デジタル撮影装置「CXDI-11」を発売。「CXDI-11」は,撮影後約3秒で画像をモニターに表示できるだけでなく,院内ネットワークと連携して検査オーダーや撮影画像のデータ通信が可能であるなど,従来にない特長を兼ね備えた画期的なX線デジタル撮影装置として大きな反響を呼んだ。

 その後,臥位撮影用据置タイプの「CXDI-22」(2000年9月)や,世界初の小型ハンディタイプ「CXDI-31」(2001年9月),大判ハンディタイプの「CXDI-50G」(2003年12月),より少ないX線照射量で高精細な診断画像を得られる「ヨウ化セシウム」を採用した「CXDI-40C」(2003年12月)など,製品ラインアップを拡充してきた。「CXDIシリーズ」は,医療に携わる関係者や研究機関から,即時表示性,高画質,高信頼性などの点で高い評価を受け,全世界の多くの医療施設に導入されてきた。2005年には,この功績が認められ,全国発明表彰において,「リアルタイムX線撮影装置用大画面センサーの発明」が最高位である恩賜発明賞を受賞した。

 また,ハンディタイプの「CXDI-50G」などは,その優れた可搬性から,在宅医療や災害救助の現場でも威力を発揮している。 2008年に中国・四川省で発生した大地震の際には,地震発生の139時間後に救助された被災者の診断にも使用された。 さらに,競走馬など動物の脚の状況確認や,遺跡発掘現場における遺物の解析などにも活用され,医療以外の分野におけるX線デジタル撮影の可能性を大きく広げている。

 現在は,動画による透視と静止画の撮影の両方が1台で行えるハンディタイプのX線デジタル撮影装置の開発を進めており,新たに医療用透視撮影装置の市場にも参入する予定。

医療用X線デジタル撮影装置

累積生産台数の推移