新製品・企業情報

 
電子カルテ  医療情報システム(電子カルテ)

三洋電機
電子カルテシステム機能を追加可能な
医事システム「Medicom-HRi(医事)」を発売

(2009/7/9)

●問い合わせ先
三洋電機(株)
コーポレートコミュニケーション本部 広報部
TEL 03‐6414‐8638(東京)
    06-6994-3546(大阪)
http://jp.sanyo.com

Medicom-HRi

 三洋電機(株)は,診療所において,電子カルテシステム機能が容易に追加可能な医事システム「Medicom-HRi (メディコム エイチアール アイ)」を開発し,2009年9月下旬より発売する。

 2006年4月に「レセプト(診療報酬明細書)オンライン請求」義務化の省令が施行され,レセプトコンピューターを使用する診療所においては,2010年4月までには診療所からの審査支払機関へのレセプトの提出は,オンライン請求することが義務化される。そこで同社は,新規開業等における医事システム導入において,将来的に,電子カルテシステムの導入を考えている診療所にも安心して活用できるよう,ステップアップ商品により電子カルテシステムへの移行を容易に実現する医事システムをラインナップに加えた。

 同社では,本商品とともに,既存シリーズ(医事一体型電子カルテシステム「Medicom-HR」,医事システム「Medicom-MC/X・U」,電子カルテシステム「Medicom-DP/X・U」)を合わせ,診療所のIT化に向け,多様な運用ニーズに対応していく。

 なお,本商品は7月15日(水)〜17日(金)に東京ビッグサイトで開催される「国際モダンホスピタルショウ2009」に参考出品される。

●主な特長

1. 医事一体型電子カルテシステム「Medicom-HR」へのステップアップが可能
本商品は,電子カルテシステムへのステップアップ商品を導入することにより“医事一体型電子カルテシステム「Medicom-HR」”へステップアップすることが可能。一体型のため,電子カルテシステムへのステップアップ時に患者頭書や診療データのコンバートなどの手間が不要で,医事システムで入力された処方データをそのまま,DO処方としてもすぐに活用することができる。

2. 簡単操作で医事システムから直接レセプトオンライン請求が可能
医事システムでレセプト電算処理データを作成し,ワンクリックで,レセプトオンライン請求システム画面への移行が可能で,レセプト請求業務から一連の流れでレセプトオンライン請求が行える。そのため,レセプトオンライン請求用の別パソコンの準備が不要で,設備投資の負担を低減できる。
なお,レセプトオンライン請求の接続には,「IP-VPN」の利用をはじめ,インターネットVPN(IPsec+IKE)による接続にも対応。また,専用ルーターによるフィルター機能で閲覧できるサイトの制限,およびウイルス対策ソフトウェアによりセキュリティレベル向上を確保する。

3. ペーパーレス化を図り,充実の医事会計で正確な保険請求を実現
日常の窓口業務をスムーズに処理する自動算定や自動加算機能の搭載はもちろんのこと,薬剤や診療行為等の病名チェック機能などの充実により,正確な保険請求ができる。チェック結果は画面での確認が可能で,チェック結果表示から,直接該当患者の呼び出しと修正ができ,操作性も優れている。また,レセプトオンライン請求による電子請求に対応するため,病名入力においては,病名文字入力を行うだけで自動的に標準マスターに変換するなどのサポート機能も充実させた。さらに,レセプト電算処理データを一般のUSBメモリーに記録(記録時に暗号化でセキュリティ確保)し,自宅のパソコン等で内容確認をすることもできる(「PCレセプト照合ソフト」(オプション対応))。

メディコム事業WEBサイト
http://www.medicom.sanyo.com/