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東京学芸大学と日本イーライリリーの
“産学共同研究”により
『こころの病気を学ぶ授業 「うつ病」編』
教材キット開発,提供開始

(2009/7/9)

●問い合わせ先
日本イーライリリー(株)
TEL 078-242-9000
http://www.lilly.co.jp/

 

 国立大学法人東京学芸大学と製薬会社日本イーライリリー(株)(以下 日本イーライリリー)は,中高生など思春期の生徒たちへの精神疾患教育を推進するため,産学共同研究を行い,中高生向け精神疾患教育プログラム『こころの病気を学ぶ授業「うつ病」編』教材キットを開発,7月9日より日本イーライリリーのウェブサイトで申し込みを受け付け,提供開始する。

 東京学芸大学は,日本イーライリリーが社会貢献活動の一つとして取り組む『こころの病気を学ぶ授業』プログラム(教材などの提供)の第2弾となる「うつ病」編の開発にあたり,その趣旨に賛同し,産学共同研究を行っている。研究の一環として,首都圏の公立中学校を対象とした調査を実施し,学校現場でのメンタルヘルスの現状と課題を把握した上で,教材キットの開発を行った。

 中高生といった思春期は,人間関係の変化や受験,自己の確立など,様々な場面で悩みをもつことが多く,心の健康状態に悪い状況が起きてしまいやすい時期。本教材キットでは,うつ病経験者のインタビューを交えた専門医の疾患解説により,うつ病についての基本的理解と当事者への共感を築いた上で,生徒の心の健康に役立つストレスマネジメントについて教員が理解をしたうえで授業を実施することを狙いとしている。

 「うつ病」編教材キットの開発は,本共同研究プロジェクトが中心となり,精神疾患患者支援団体である「特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構(コンボ)」の協力,国立精神・神経センター総長 樋口輝彦先生の医療監修のもと制作,教員用解説書・映像教材・教材活用例がCD-Rにまとまっている。

 『こころの病気を学ぶ授業「うつ病」編』は,7月9日より日本イーライリリーのウェブサイト(www.lilly.co.jp)で,教材キットCD-Rの申し込みを受け付ける。中学・高校などで活用されることを目的に,教育関係者の方々に無料で提供する。