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ナナオ
モノクロとカラー画像の両方に対応した
医用画像表示モニター
RadiForce RX320 新発売

(2008/11/4)

●問い合わせ先
(株)ナナオ 営業1部 メディカル課
TEL:03-5715-2014(代) FAX:03-3458-7001
http://radiforce.com/jp/

RadiForce RX320

 (株)ナナオは,医用画像表示モニター EIZO RadiForce RX320 (21.2 型カラー液晶モニター,オープン価格)を2009年1月30日より発売する。

 医療の現場では,胸部X線画像を表示するモニターには,画像がフル表示でき,淡い陰影なども忠実に再現できるとして,3メガピクセル高輝度モノクロ液晶モニターが一般的に使用されてきた。さらに近年では,3DボリュームレンダリングやPET/CTなどフュージョンの画像処理技術の進歩に伴い,カラー画像が表示できる高解像度モニターのニーズが高まってきた。こうした背景のもと,作業効率,スペース,コストの面から,モノクロとカラーを別々のモニターとして2台使用するのではなく,1台でモノクロ画像とカラー画像の適正な表示ができるモニターの開発が期待されている。同社では,カラー表示対応でかつ,モノクロモニターと同等の高輝度と高コントラスト比を兼ね備えた3メガピクセルカラー液晶モニターRadiForce RX320 を発売し,あらゆる画像表示に対応したハイエンドモニターとして提案する。

●主な特長

  • カラー画像とモノクロ画像の混在環境での適正な表示を実現
    カラー表示対応でかつ,モノクロモニターと同等の高輝度900 cd/m2 と高コントラスト比1000:1 を兼ね備えたことにより,3Dボリュームレンダリングやフュージョン,内視鏡,超音波などのカラー画像と共に,胸部X線画像や,CR(Computed Radiography コンピュータX線画像撮影装置),DR(Digital Radiography デジタルX 線撮影法)など高輝度,高濃度を必要とするモノクロ画像も,同一モニター上で適正に表示できるようになった。
  • 10bit カラー入力対応
  • 常に安定した画像を映し出す調光機能を搭載
  • (社)日本画像医療システム工業会 (JIRA)規格である「医用画像表示モニターの品質管理に関するガイドライン JESRA X-0093」管理グレード1 に対応
  • 「医用画像表示モニターの品質管理に関するガイドライン JESRA X-0093」の受入試験を製造工程にて実施し,その出荷試験報告書を同梱
  • 輝度均一性を向上させるDigital Uniformity Equalizer (DUE)機能を搭載
  • 最適な表示モードを瞬時に選べるCAL Switch 機能
  • 縦横表示を自動で認識するImage Rotation 機能
  • 長時間の作業負担を軽減するエルゴノミクスデザイン
  • 各種医療規格・安全規格を取得し,世界的に高い信頼性を実現
  • 取り付け式センサー Clip-On Swing Sensor G1(オプション)でDICOM Part 14 に準拠したキャリブレーションを簡単に実現
  • モニター品質管理ツールRadiCS UX1(オプション)でさらに高性能なキャリブレーションからJESRA やAAPM,DIN など各モニター品質管理規格への対応が可能
  • ネットワークを介し複数モニターを一元管理するネットワーク品質管理ソフトウェア RadiNET Pro/RadiNET Pro Lite(オプション)に対応

RSNA 2008では今回発表の新製品の他,最新の医用画像表示モニターを展示する。
●会期: 2008 年11 月30 日(日)〜12 月4 日(木)
●会場: アメリカ合衆国 シカゴ McCormick Place
●同社ブース: South Building, Hall A, #4022