新製品・企業情報

 
MRI  MRI

日立メディコ
超電導MRI装置 「ECHELON Vega」
新シリーズを発売

(2008/8/7)

●価格(標準構成)
9億5000万円
(システム構成により価格は異なる)

●問い合わせ先
(株)日立メディコ
広報担当:杉原,貝間
TEL:03-3526-8809
製品担当:小木
TEL:03-3526-8307
http://www.hitachi-medical.co.jp/

ECHELON Vega

 (株)日立メディコは,超電導MRI装置「ECHELON Vega」のアップグレードを行い,「省スペース・省ランニングコスト」「操作性の向上」「画質の向上」を実現した新シリーズを発売する。

●主な特長

(1) 省スペース・省ランニングコストを実現
新シリーズでは機械室に設置されるユニット数をほぼ半分に減らすことで,従来の同装置より機械室のスペースを40%程度縮減することが可能となった。 また,必要とされる電源容量も小電源化することでランニングコストを従来の同装置より40%程度低減することが可能となった。

(2) 操作性の向上
アイコン機能の充実,操作時の必要クリック数を低減させたほか,操作ディスプレイを従来の19型から24型に拡大することで画面により多くの情報を表示することが可能となり,操作性が向上した。

(3) 画質の向上
MRI装置では,より精細な画像を得るために受信コイルの多チャンネル化が進んでいる。新シリーズでは,16チャンネルの受信コイルをラインナップに加えることで,1回の撮影で広範囲かつより精細な画像を得ることができる。

(4) 充実したオプションソフト
新シリーズのシステムソフトウェアでは基本的な使い勝手の向上に加え,オプションにより新たな計測機能を搭載可能としている。
<1> TIGRE(T1 weighted GRadient Echo nature fo the sequence)
脂肪抑制効果を保ちつつ,造影ダイナミック検査に対応した計測機能であり,近年注目を浴びているMRI装置の乳房・肝臓検査などへの応用が期待されている。
<2>Whole Body Imaging
Whole Body Imagingは,各部位をそれぞれ撮影したことで得た画像を繋ぎ合わせ視認性をあげる機能であり(イメージステッチング機能),近年注目されている全身計測機能に対応している。