新製品・企業情報

 
X線CT核医学(PET)  X線CT,核医学(PET)

GEYMS
日本初64列MDCTを搭載した
PET/CT「Discovery VCT Elite」
発売
(2007/12/10)

●価格
18億円
●問い合わせ先
GE横河メディカルシステム(株)
広報グループ
TEL 042-585-9249
http://www.gehealthcare.co.jp

Discovery VCT Elite

 GE横河メディカルシステム(株)は,PETと64列マルチスライスCTを一体化し,腫瘍検査に加え,特に心臓の機能検査に優れた特性を持つPET/CTの新製品「Discovery VCT Elite(ディスカバリー・ブイシーティー・エリート)」を発売する。Discovery VCT Eliteは,同社のPET/CT「Discovery」シリーズの最上位機種。同社のマルチスライスCTの最上位機種「LightSpeed VCT」の技術を搭載し,高スピードかつ低被曝で高精細な心臓撮像を可能にした。臨床的には,PET/CTでは初めて,心臓をはじめとする循環器領域での診断に高い有用性を誇る。同社はこれまでに「Discovery LS」,「Discovery ST」,「Discovery ST Elite」を発売し,現在全国で稼働するPET/CTの55%強を同社の製品が占めているが,Discovery VCT Eliteを併せてさらなるシェアアップをめざす。また,Discovery VCT Eliteは2006年5月に米国で発売し,すでに全世界で約30台が稼働している。

●主な特長
  • 内蔵CTの検出器の体軸方向における幅を従来機種の2倍の40mmに拡張し,X線測定素子を従来の16列から4倍の64列配列に変更。
  • 検出器の回転スピードを向上させたことで心臓の撮像が約5秒(5心拍)で可能。撮像時間の短縮により安定した心臓静止画像の描出が可能が可能となり,PETと組み合わせた心臓領域の高度な臨床診断を実現。
  • 最大管電流を従来の2倍の800mAまで設定できるため,瞬間的に大量のX線照射が可能。
  • 新たな画像再構成技術「VUE Point Plus」を搭載。従来のVUE Pointと比較して画像の周辺部位の空間分解能の向上や高集積部でのアーチファクトの低減などによりさらなる画質の向上が図られている。
  • 呼吸と同期して「動き」を捉える同期収集技術「Motion Free PET-CT」を搭載。