新製品・企業情報

 
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GEYMS
32列マルチスライスCT
「LightSpeed VCT Select」を発売

(2005/4/6)

●価格
11億円
●問い合わせ先
GE横河メディカルシステム(株)広報グループ:松井
TEL 042-585-9249
http://www.gehealthcare.co.jp

LightSpeed VCT Select

 GE横河メディカルシステム(株)は,32列マルチスライスCT「LightSpeed VCT Select」を発売した。地域の基幹病院の脳神経外科および腹部外科を主な対象とし,初年度で100台の販売を目指す。

●主な特長
〈脳神経外科に適した性能〉
GEYMSでは2004年9月に,64列のボリュームCT「LightSpeed VCT」を発売したが,「LightSpeed VCT Select」はボリュームCTの第2弾となる。「LightSpeed VCT」は5心拍(5秒)内で心臓全体を撮影可能であることから,心臓・循環器の超高度診断を実施する大学病院や大規模医療機関向けの製品であるが,「LightSpeed VCT Select」は特に脳神経外科などに適した性能を備えている。1回のスキャンで体軸方向に従来の2倍となる40mm幅の撮影が可能な新型検出器「ハイライト・マトリクスV」と,800mAの高出力X線管球を搭載。これにより,例えばウィリス輪に対して1回転で40mm幅のシネスキャンが可能となり,動脈瘤の形状だけでなく,血流による動脈瘤の形態変化も観察できるようになる。また,脳梗塞の検査を同時に施行することもできる。
〈撮影時間短縮と患者負担の軽減〉
40mm幅撮影を実現にした新型検出器を採用することで高速撮影が可能になり,特に広範囲の撮影時間が大幅に短縮され,患者負担を軽減する。さらに,血管撮影における造影剤使用量を抑えることができるようになるほか,1日に撮影できる患者数も増やせるため経営の効率化にも貢献する。
〈日本語機能〉
「LightSpeed VCT Select」の開発にはGEYMSの技術者も携わり,日本語機能が搭載されるなど,日本の顧客ニーズに対応した製品となっている。