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コニカミノルタ
世界初の位相コントラスト技術を
応用した乳房X線撮影システム
「コニカミノルタPCMシステム」を発売

(2005/1/24)

●価格
6000万円(標準システム構成一式)
●問い合わせ先
コニカミノルタホールディングス(株)
広報グループ:小木曽
TEL 03-6250-2100
http://konicaminolta.jp

コニカミノルタPCMシステム

 コニカミノルタエムジー(株)は,乳房X線撮影システム「コニカミノルタPCMシステム」を発売した。乳房X線撮影装置,ダイレクトデジタイザ(CR装置),画像処理コンソール,レーザーイメージャで構成。特にX線撮影装置では,世界で初めて位相コントラスト技術を応用し,フィルム-スクリーンの画質に迫る高画質デジタル画像を実現した。

●主な特長
〈乳房X線撮影装置「Mermaid」〉
位相コントラストを得るためには拡大撮影を行うが,一般的な乳房撮影用モリブデン管を用いる拡大撮影ではボケが生じる。「Mermaid」では,線源と物体,物体と検出器のそれぞれの距離を最適化することでこれを解決。位相コントラストの効果を利用し,エッジが強調された鮮明な画像を描出することに成功した。これにより,従来では見えにくい乳腺構造や腫瘤,微小石灰化などをシャープに撮影することが可能となった。
〈ダイレクトデジタイザ「REGIUS Vstage MODEL 190」〉
カセッテの画像データを世界最小の43.75μmピッチで読み取ることが可能。データは約7000万画素の超高密度画像となる。
〈画像処理コンソール「CS-3」〉
REGIUSシリーズ共通のコンソール「CS-3」は,優れた画像処理技術により,石灰化から脂肪層まで,乳房の重要な診断領域に十分なコントラストを表現することが可能。また,左右乳房位置の自動合わせ機能など,優れた機能も搭載している。
〈レーザーイメージャ「DRYPRO MODEL793」〉
1.75倍で拡大撮影した画像を1/1.75に縮小し,世界最小の  画素サイズ25μmでフィルムに書き込むことができる。出力フィルムは,医療用システムにおいて最高濃度D=4.0を世界で初めて実現し,マンモグラフィ検診精度管理中央委員会によるバック濃度評価基準の最高点数を獲得している。